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腰のサポーター(コルセット)に腰痛改善の効果とは、注意点や正しい選び方などをご紹介

その他疾患について 2020.11.12更新
院長監修記事

梅林猛

梅林 猛

東京脊椎クリニック院長/日本脳神経外科学会専門医/日本脊髄学会指導医

医療法人メディカルフロンティアでは脊椎手術に特化した医療施設(東京脊椎クリニック)を運営しています。その施設の責任者である梅林猛医師監修の下、脊椎疾患や手術術式についても寄稿していきます。

腰痛がひどい場合、コルセットなどのサポーターの使用を推奨されることがあります。

では、コルセットにはどのような効果が期待できるのでしょうか。

また、コルセットやサポーターにはいくつかのタイプがありますが、どのようにして選べばよいのでしょう。

腰痛を改善するための筋トレなどとあわせてご紹介します。

【目次】

■腰のサポーター(コルセット)に効果はある?特徴と注意点をご紹介
■コルセットの長期利用はNG!天然のコルセットを作る筋トレ方法
■あなたの症状に合わせたコルセットの選び方
■まとめ

腰のサポーター(コルセット)に効果はある?特徴と注意点をご紹介

それでは早速ですが、腰のサポーターやコルセットにはどのような効果があるのか、その特徴や注意点についてみていきたいと思います。

コルセットに期待できる効果と症状について

腰痛の際に用いられるコルセットには、大きく分けると、可動性を制限する効果と、疼痛の緩和効果、そして安心感が得られるという、3つの効果が期待できます。

ぎっくり腰などの急性腰痛を発症した場合、腰に少し負荷がかかっただけでもはげしい痛みが生じます。

そのため、コルセットで固定することによって可動性を制限し、痛みの誘発を防ぐというわけなのです。

コルセットやサポーターには疼痛自体を防ぐ効果も期待されています。

みなさんは子どもの頃、お腹が痛いときに母親にお腹をさすってもらったことはないでしょうか。

また、机の角などにすねをぶつけたときに、手のひらで擦ったことはありませんでしょうか。

痛みに対して圧迫を加えると、痛みを軽減できることが経験上分かっています。

実際、捻挫などのケガを負ったとき、RICE処置という応急処置が施されますが、RICEの「C」は英語の「Compression」すなわち圧迫を意味します。

痛みが出ているところに圧迫を加えることで、痛みを軽減できることが、医学上でも分かっているというわけなのです。

さらに、コルセットやサポーターには安心感を得られる効果もあります。

腰がコルセットやサポーターで守られていることにより、日常生活を安心して送ることが可能となります。

腰痛が治るわけではない!?コルセット使用時の注意点について

コルセットやサポーターは急性の腰痛を緩和する際にとても有効な治療法ではありますが、利用するにあたってはいくつかの注意点があります。

・常時使用しない

コルセットやサポーターをしていると急性の腰痛を緩和することが期待できますが、安心感があるからと言っていつまでも腰に巻いていると、筋力の低下を招く危険性があります。

そもそも人間の身体には、天然のコルセットとも言える筋肉があり、私たちの姿勢を支えてくれています。

ところが、コルセットやサポーターに頼りすぎると、筋肉を使わなくなってしまうため、筋力の低下につながってしまうのです。

・締め付けすぎない

コルセットやサポーターは可動制限を目的に利用されることもありますが、締め付けることによって血行不良を招いたり、かえって痛みが増したりすることもあります。

使用上の注意に則って、正しく巻くよう心がけましょう。

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コルセットの長期利用はNG!天然のコルセットを作る筋トレ方法

先述したように、コルセットやサポーターを長期にわたって利用していると、身体を支えるための天然のコルセットとも言える筋肉が衰えてしまいます。

筋肉が衰えると腰痛のリスクが増し、またコルセットやサポーターに頼るという悪循環に陥ることも考えられます。

そのため、普段から天然のコルセットとも言える筋肉を鍛えるよう意識することが重要です。

腰痛の際、腹筋を鍛えるのがいいと言われますが、実際には腹筋よりも、姿勢を支えるための筋肉を鍛えた方が効率的です。

そこで、おすすめの筋トレを4つピックアップしてご紹介します。

大腰筋の筋トレ

大腰筋は腰の骨と股関節をお腹側で結んでいる筋肉です。

この筋肉が衰えると、足を上げる力が弱まります。

その結果、下半身全体の筋力が低下し、不良姿勢を招くこととなります。

大腰筋を鍛えるためには、足を前後に開いておこなうスプリットスクワットが効果的です。

足を横に開いておこなう通常のスクワットに比べ、腰やひざにかかる負担が少ないので、腰痛の方でも安心しておこなうことが可能です。

足を前後に大きく開いたら、両ひざを曲げながら上半身をまっすぐ下げていきます。

前の太ももと床が並行になったら、元の姿勢に戻します。

左右とも10回から始め、慣れてきたら回数を増やしましょう。

背筋の筋トレ

背筋はその名の通り背中の筋肉を意味します。

背中の筋肉によって上半身は支えられているため、背筋が衰えると猫背気味になり、腰にかかる負荷が増してしまいます。

背筋を鍛える簡単な筋トレとしては、ダンベルデッドリフトがあげられます。

両手にダンベルを持ち、肩幅程度に足を開いて立ちます。

その際、つま先がまっすぐ前を向くよう意識しましょう。

次に、股関節とひざを曲げながら、ダンベルをまっすぐ下におろしていきます。

足首のあたりまで来たら、ゆっくりと元の姿勢に戻しましょう。

ダンベルの代わりに水が入ったペットボトルを利用してもよいでしょう。

この筋トレをおこなう際、お尻を後ろにつきだすよう意識し、ひざの位置がつま先より前に来ないよう注意しましょう。

ハムストリングスの筋トレ

ハムストリングスは、太ももの裏側にある大きな筋肉の総称で、太ももの裏側で姿勢を支えてくれている重要な筋肉でもあります。

ハムストリングスを鍛えるには、ヒップリフトがおすすめです。

布団やベッド、ヨガマットなどに仰向けに寝て、両ひざを肩幅程度に開いて曲げ、足の裏を布団やベッド、ヨガもマットに付けます。

その状態からお尻を上げていきます。

頭からお尻までが一直線になるよう意識し、腰が反ってしまわないよう注意しましょう。

殿筋群の筋トレ

殿筋とはおしり周りの筋肉を意味します。

おしり周りの筋肉が衰えると、椅子に座る際に猫背気味となり、やはり腰痛のリスクを増します。

殿筋群を鍛えるのにも先程ご紹介したスプリットスクワットがおすすめです。

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あなたの症状に合わせたコルセットの選び方

コルセットやサポーターにはいろいろなタイプがあるので、症状やシーンに応じて選ぶとよいでしょう。

急性腰痛の場合

腰がズキズキと疼くように痛み、少しの動作でも腰に痛みが走るような場合は、固定力の強いコルセットを選ぶとよいでしょう。

慢性腰痛の場合

慢性腰痛に対して固定力の強いコルセットを利用すると、腰周りの筋力低下を招いてしまいます。

そこで、比較的固定力の弱いサポーターにするのがおすすめです。

選ぶときのポイント

・素材

コルセットやサポーターは、ポリエステルやナイロン、メッシュ、ポリウレタンなどいろいろな素材から作られています。

症状の強さや季節に応じて、自分に合ったものを選びましょう。

・価格

一口にコルセットやサポーターと言っても、価格はピンからキリまでとなっています。

腰痛の強さや頻度によって、投資額を決めるとよいでしょう。

一般的には2,000円から5,000円ほどのコルセットやサポーターが人気のようです。

・評価

コルセットやサポーターを選ぶ場合、実際に利用した方の評価を聞くとよいでしょう。

また、腰痛の専門医に自分に合ったコルセットやサポーターを選んでもらうこともおすすめです。

まとめ

腰痛の程度がひどい場合、一時的に固定力の強いコルセットやサポーターを巻くことで、動きを制限し、痛みを緩和することが期待できます。

ただ、慢性的な腰痛に対してコルセットやサポーターを常用していると、身体を支えるための筋力が低下し、かえって腰痛を常態化させてしまうリスクが生じます。

症状が落ち着いてきた場合、普段から身体を支えるための筋肉を鍛え、腰痛を未然に防ぐことが重要です。

腰痛の原因は実にさまざまで、自分に合ったコルセットやサポーターを選ぶことはなかなか難しいものです。

コルセットやサポーターは優れた治療法ですが専門医の指導の下使用するのが望ましく、場合によっては注射や手術といった専門的な治療が必要な場合も少なくありません。いずれにしても詳しく検査することをお勧めします。腰痛でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

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