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MDMAとは

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その他疾患について 2019.11.20更新

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医療法人メディカルフロンティアでは日々の医療関連ニュースや健康情報についても解説しています
今回のテーマは合成麻薬「MDMA」についてです。
先日、道端ジェシカ容疑者が使用所持の疑いで逮捕されたと報道されています。
MDMAの一般的な知識とその作用等について詳しく解説します

MDMAとは

MDMAはメチレンジオキシメタンフェタミン(methylenedioxymethamphetamine)という長い薬品名の略です。
カラフルなラムネ菓子のような外見で、ロレックスの王冠マークなど、様々なマークが上部に刻印されていることが多くかなり多まん延している薬物の一つです。
内服すると30分程度で多幸感をもたらしその効果が5~6時間続くとされています。「エクスタシー」と俗称されることがあります。

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簡単に作用を説明すると人間には例えば怒ったときや、興奮した時に出る脳内ホルモンや神経伝達物質(ノルアドレナリンやドーパミン、セロトニン等)
を大量に出させる作用があり、幸福感や興奮を高める作用があります。
しかし乱用を続けると精神錯乱や記憶障害を引き起こすこともあり、場合によっては死に至るケースもあります。

PTSDの治療薬として研究中

PTSD(心的外傷後ストレス症候群)という、なんらかの強力な心的外傷(大きな事故や天災などの体験、殺人未遂被害など)を受け、その実際の体験から時間が経過した後になっても、フラッシュバックや悪夢による侵入的再体験、イベントに関連する刺激の回避、否定的な思考や気分、怒りっぽさや不眠などの症状が持続する状態に対する症状改善を目的とした治療薬としてこのMDMAが注目されています。ただしその副作用の危険性の方が高く、議論されています。

MDMAを摂取し続けると

MDMAは以下のような恐ろしい副作用をもたらします。

  • 循環器系の副作用:高血圧、血管壁損傷、血栓症、脳梗塞、頻脈、不整脈、低血圧
  • 頻度は低いが確実にMDMAが原因となる副作用:開口障害、歯ぎしり、強烈な不安、二日にわたる症状継続
  • 死に至る副作用: 41.5℃を超える高熱、横紋筋融解症、セロトニン症候群、急性肝障害、低ナトリウム血症、脳浮腫

合成麻薬とは

ではそもそも合成麻薬とは何でしょう。聞きなれないワードですよね。例えば。ケシやコカなどの植物から生成される薬物は俗にいう麻薬(ヘロインやコカイン)と呼ばれます。それに対して合成麻薬とは、化学的に合成された麻薬の一種で覚醒剤と似た化学構造を有する薬物です。つまり一般的に流通している薬物から加工して作られた麻薬という事になります。
そのため原料の入手が比較的容易なため原料そのものが入手困難であったりそもそも栽培が禁止されていたりする麻薬よりかなり安価で生成できてしまうのも流行に拍車をかけている一因とも言えます

MDMAやマジックマッシュルームは以前は合法だった

現在では日本では、MDMAやマジックマッシュルーム等のドラッグは麻薬及び向精神薬取締法によって規制されています
MDMAの輸入、輸出、製造は1年以上10年以下の懲役。譲受け、譲渡し、所持は7年以下の懲役。施用(しよう、経口摂取など、身体に用いること)は7年以下の懲役となるなります。
研究目的で同薬物を精製ないし使用する際には麻薬及び向精神薬取締法第2条第8項に規定される麻薬研究者の免許が必要となる。
とありますが2000年半ばまではじつはこれらの薬物を所持、施用しても罪に問われないいわゆる「脱法ドラック」といわれる、規制の対象外でした
そのためクラブや一部のショップで堂々と安価で取引されていました。

MDMA

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さらにインターネットの普及により爆発的に流通が増えました。
このためMDMAなどのドラッグへの心理的ハードルが下がり、現在では規制の対象となっているにも関わらずこのような背景があるため現在でも比較的入手しやすのが現状です。
これらの薬物は規制の対象になりましたが、やはり次々と新しいドラッグが生み出されて「いたちごっこ」状態になっています

違法ドラッグによる社会的影響

MDMA
今回の道端ジェシカ容疑者の逮捕で本当に芸能界での薬物汚染が進んでいるなと感じておられる方も多いのではないでしょうか。しかし実際は少し違うと思います。
確かに最近違法薬物使用で報道される芸能人は後をたちません。現在騒がれている道端ジェシカを筆頭に沢尻エリカ、ASKA、酒井法子、槇原敬之 、KATTUNの田中&田口、清原和博、田代まさし、小向美奈子 、押尾学
等々使用薬物や状況はちがいますが、挙げだしたらきりがないです。
しかしこれは芸能人だからということではないと思います。
芸能人はストレスフルな仕事で絶えずアーティスティックな面を強いられるため違法なドラッグの力を借りやすいという側面も理解できます。
ですがやはりインターネットの普及等で違法薬物の流通量が莫大に増えているのではないかと思います。
つまり世間にまん延する絶対量が増えているため、報道されやすい芸能人の使用が目立つようになってきたとも考えられます。

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現在ではSNS等駆使すれば簡単にこういった違法薬物を取引する人間とコンタクトをとれてしまいます。
ある意味社会が便利になった反面こういった危険薬物も身近に存在しているという事を絶えず認識していなけばならない時代なのかもしれません。

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