医療法人メディカルフロンティア

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PCR検査について(当院は術前に全例行います)

新型コロナウイルスCOVID-19PCR
当院について 2020.07.17更新

梅林猛
医療法人メディカルフロンティアでは脊椎手術に特化した医療施設(東京脊椎クリニック)を運営しています。その施設の責任者である梅林猛医師監修の下、脊椎疾患や手術術式についても寄稿していきます。
梅林 猛
東京脊椎クリニック院長
日本脳神経外科学会専門医
日本脊髄学会指導医

東京脊椎クリニックでは入院検査として新型コロナウイルス(COVID-19)の感染予防の観点から手術に伴う入院患者様全員にPCR検査をおこなっております。
入院前日に検査して頂ければ翌日には結果がわかる体制を整えております。
通常状態でも体に負荷がかかる手術ですので、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していない事を確認し手術を受けて頂く事が重要と考えております
ではPCR検査についてもう少し詳しく解説していきます。

PCR検査とは

新型コロナウイルスCOVID-19PCR

詳しい検査のメカニズムなどはかなり有名になっていますので割愛させていただきますが、現在日本国内においての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断のためにPCR検査は、以下の2つの方法により患者様より検体を採取し、それを検査にかけるという方法をとっています

鼻咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査

従来からある検査方法です。
鼻の奥のほうへ綿棒を差し込み咽頭と呼ばれる部分をぬぐって検体を採取します。
感度(感染していると陽性になる確率)はほかの検体採取方法より高いとされています
ただし100%正確ではなく、正確に検体を採取できないと、偽陰性(実は感染しているのに陰性とでてしまう)という事があります。

<デメリット>
鼻咽頭の奥に綿棒を差し込む際痛みを伴うことがあり、またくしゃみやせきを誘発してしまう場合があり、検体採取時に医療従事者が感染リスクにさらされる。
このため、鼻咽頭ぬぐい液を採取する医療従事者は、サージカルマスクと手袋に加え、ゴーグルやフェイスシールドといった眼の防護具、長袖ガウンを装着する必要がある。

唾液を用いたPCR検査

最近注目されている方法です。
唾液(つば)の採取であれば、鼻咽頭ぬぐい液採取に比べ、飛躍的に検体採取者がウイルスに感染するリスクが軽減できます。あわせて、防護具の装着コストが軽減できることや、検体採取人材の確保が容易になる(採取技術がそれほど難しくない)というメリットもあります。
また個人宅へ郵送でも可能で医療従事者の手を介さなくても検査可能といわれています。

<デメリット>
鼻咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査と感度は同等といわれていますがまだ正確なところはわかっていません。
唾液が鼻咽頭ぬぐい液を凌駕するという確証がまだ得られていないという事です。
ただし今後同等の感度という事が証明できればこちらが主流となる可能性が高いですが現在のところほとんどが咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査が行われています。

*当院では鼻咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査を採用しています

PCR以外の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査

COVID-19抗体検査

血液で調べる抗体検査は、感染して2、3週間後に体内で増えてくる抗体を調べる。
「今」の感染を確かめるのには不向きで、精度もまだ高くないといわれており感染拡大予防にはなりません。
一方、感染経験が分かり、感染の広がり具合を把握するのに有効と言われています。

胸部レントゲン・胸部CT

首の痛み・腰痛には東京脊椎クリニック

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染し肺炎になっていないかどうかを診断できます
胸部レントゲンのみでの明らかな肺炎像は検査できますが、胸部CTではさらに微細な肺炎像まで検査することが可能です。ただしあくまで肺炎像であるためその肺炎が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるものなのか、ほかの感染症によるものなのかはこれらの検査では鑑別できず、さらに肺炎まで引き起こしてしまっているとかなり感染力の強い状態となっており、厳重な管理が必要となります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染予防に対する当院の取り組み

当院は前述しましたように入院患者様全員に鼻咽頭ぬぐい液を用いたPCR検査をおこなっておりますが外来の患者様に対しましても全員マスク着用して頂き、受付の際は検温を実施しております。
万が一発熱がある患者様には受診をお断りすることがあります。ご理解の程よろしくお願いします
また当院の待合室はソーシャルディスタンスを守るべく間をあけて座るように張り紙をさせて頂いております。
そのため椅子が不足する場合がございますためお座りになれない方は遠慮お申し出ください別なお椅子をご用意致します。

当院のトイレ等の手洗いは全て非接触式のセンサー対応となっており、蛇口に触れることなく手洗いをすることが可能です。

 

首の痛み・腰痛・手足のしびれ・他痛みでお悩みの方
東京脊椎クリニックまでお気軽にご相談ください
📞03-6807-7078
〒114-0013
東京都北区東田端2-11-11

※ 当院へ入院される患者様には安心して手術および入院生活を送って頂くため、入院前に全員新型コロナウイルスのに対するPCR検査を受けられる体制を整えております。

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