医療法人メディカルフロンティア

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高額療養費制度とは~入院や手術に関するお金の話

高額療養費制度とは~入院や手術に関するお金の話
法律について 2020.01.25更新

医療法人メディカルフロンティアでは
今年7月に脊椎手術に特化した最新医療施設(東京脊椎クリニック)を開設します。
手術を行う施設であるため、その手術にかかわる費用と高額療養制度について解説します。

手術関わる費用とは

高額療養費制度とは~入院や手術に関するお金の話

よくテレビドラマなどで「娘が重い病気で手術が必要だ!その手術費用は〇〇百万必要だ!」というの自由診療もしくは健康保険に加入していない限りあり得ません。
確かに渡米にて心臓移植などにおいては数億円単位の費用がかかります。これはもちろん日本国外の手術ですので自由診療になり渡航費や現地での宿泊費、などにおいても高額であるということが知られています。
そして数億円といかないまでも、日本国内の医療機関で手術を受ける際、少し調べてみると心臓のバイパス手術やすい臓がんの手術など100万円を超える高額な費用がかかる手術が多く、それに入院費が加算されますので、かなりの金額になり、健康保険を使ってもその3割(30%)を自己負担となるとかなり高額を支払はなくてはならないと思ってらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
また民間の生命保険に入っていても保険金が支払われるのは時間がかかるため一時的に大きな出費を伴うのでは?と考えられている方もいます。
しかしこれでは多少なりとも蓄えがないと高度な手術を受けることができません。
そこで誰でも高額な費用がかかる手術を受けられるようになっている制度がこの「高額療養制度」です。

高額療養制度とは

高額療養費制度について

「医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。全ての方が安心して医療を受けられる社会を維持するために、高齢者と若者の間での世代間公平が図られるよう、負担能力に応じたご負担をいただく必要があります。」
*厚生労働省ホームページより

つまり前述のとおり健康保険に加入していても3割は自己負担せねばならず、その金額は手術や入院など高額な医療費の場合、自己負担額もそれに応じてかなり高額になってしまいます。
そこで所得(収入)に応じて上限額を決めそれ以上の自己負担した金額は還付しますという制度です。

実際の支払事例

では実際の例で高額療養制度を使用した場合の支払をみてみましょう。

  • 50歳男性 年収500万円 勤務先の健康保険加入
  • 腰部脊柱管狭窄症にて手術入院1週間

入院手術の代金100万円患者様負担3割⇒30万円
ここで高額療養費制度を適応します。
この方の自己負担金限度額は

80,100円+733000(医療費-267,000)×1%=87430円
こちらが自己負担限度額になり
支払った分の差額
300000円ー87430円=212570円
は還付されます。

さらにこの制度の優れている点は
一度高額を支払い還付される方式ではなく限度額適用認定証を事前に申請して交付を受けると窓口での支払(この例では30万円)を支払う必要はなく医療機関側で処理されますので患者様の、お支払は自己負担限度額(この例では88330円)のみのお支払で済みます。

高額療養費制度とは~入院や手術に関するお金の話

ただし注意点は
保険適用外の医療費や、入院時の食費、居住費、差額ベッド代、先進医療にかかる費用、交通費等は高額療養制度の適応ではないためその実費はご負担頂く必要がございます。

*上記の例はあくまで一例です。年齢、収入、手術内容、入院期間によって自己負担額や自己負担限度額が異なります。詳しくは会計窓口もしくは加入の健康保険組合へお問い合わせください。

さらにこちらでは入院手術の例でしたが平成24年4月1日からは、外来診療についても、「認定証」などを提示すれば、月ごとの上限額を超える分を窓口で支払う必要はなくなりました。

最後に

私たちが安全に、安心して暮らしていくためには、何よりもまず心身の健康が必要です。
身も心も健やかで、感染症をはじめとする病気を未然に防ぐことができ、もし病気にかかった時でも、適切な医療を速やかに誰でも受けることができ。そうした体制があってこそ、私たちは安心して日々を生きることができます。
それがこの国民皆保険制度です。
日本国民はこの国民皆保険制度のおかげですべての国民が平等に医療を受けられる制度になっています。
これは先進国の中でもかなり優遇された制度で、本当に素晴らしい事だと思います。
日本を長寿大国に押し上げた一翼をになっています。
さらに日本に長期にわたって滞在する人ならば、外国人であっても制度を利用できるという点に、先進国にふさわしい人権に対する考え方が示されていと考えられます。
その充実ぶりは世界トップレベルを誇り、2000年には世界保健機関(WHO)から世界最高との評価を受けたほどです。
我々はこの素晴らしい制度のおかげで様々な症状に苦しむ患者様に適切な医療を提供することが可能となっています
この制度に感謝し、適切で無駄のない医療を目指します。

 

東京脊椎クリニック2020年7月開院

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