医療法人メディカルフロンティア

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骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは(原因・症状・診断検査・予防・治療法など)

骨粗鬆症(骨粗しょう症)
その他疾患について 2020.01.09更新

梅林猛
医療法人メディカルフロンティアでは脊椎手術に特化した東京脊椎クリニックを運営しています。施設責任者である梅林猛医師監修の下、脊椎疾患や手術術式についても寄稿していきます。
梅林 猛
東京脊椎クリニック院長
日本脳神経外科学会専門医
日本脊髄学会指導医

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さて今回は第19回目「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」についてです。
脊椎関連疾患で比較的多くの患者様が受診されます圧迫骨折については以前のブログで解説しましたがその原因として最も多い原因疾患として骨粗鬆症が挙げられます。
この骨粗鬆症について詳しく解説していきます。

骨粗鬆症(骨粗しょう症)

骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは読んで字のごとく骨の量(骨密度)が低くなりスカスカの状態になっており、その強度が落ちてしまい骨折しやすくなってしまっている状態のことです。
日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
骨には海綿骨と呼ばれる網の目状になっている柱のような物質が縦横無尽に張り巡らされており、骨と骨の間には骨髄細胞(赤血球や白血球、血小板などをつくる細胞)が集結しています。
海綿骨は骨代謝(新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返している)の影響を受けやすく加齢や栄養状態など様々要因の影響を受けやすく特に背骨(椎骨)はその影響を受けやすく圧迫骨折になりやすいと言われています

原因

一番多いのが9割以上が加齢と特にこの疾患は女性に多いのですが女性ホルモンの低下が多いです
特に女性の場合、閉経や加齢により、骨の分解を抑制するエストロゲンというホルモンの分泌が急速に低下します。その結果、骨の形成が吸収に追いつかなくなり(骨代謝の低下)、より骨を壊す方向へと傾いてしまいます。
その他原因として多いのが

カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンK摂取量の低下:栄養失調、過度なダイエットによるもの
代謝異常(特にカルシウム、ビタミンD低下)をきたす疾患:甲状腺機能低下症、クッシング症候群
吸収不良症候群:胃切除後など
薬剤性:ステロイドなど

症状

骨折が起こらなけければ基本的には無症状です
しかし軽微な圧力(くしゃみ、転倒)で以下の骨折を生じやすくなります

  • 脊椎椎体圧迫骨折:脊椎の椎体が押しつぶされて骨折すると、背骨が変形して背中が丸く盛り上がった状態になります。このような背骨の変形が起こると、首や肩、腕、腰、呼吸器、消化器など体のあちこちに多様な症状が現れます。
    詳しくは医療ブログ「脊椎椎体圧迫骨折とは」を参照してください
  • 橈骨 (とうこつ)骨折:手首の骨の骨折で比較的若い方(50代)のも起こりえる
  • 大腿骨骨折:太ももの付け根の骨の骨折、寝たきりの原因として脳血管障害に次いで多く、その20%の方は骨折後1年で亡くなるともいわれています。

診断検査

骨粗鬆症の検査には、骨密度測定(DXA法、超音波法、MD法など)、尿検査、血液検査、脊椎MRI、CT、レントゲンなどがあります

骨密度測定
DXA (デキサ) 法

最も標準的な検査の一つです
エネルギーの低い2種類のX線を使って骨量を測定する方法です。
骨粗しょう症の診断時には、背骨の腰に近い部分 (腰椎) と大腿骨近位部の2つの部位を測定することが推奨されています。

骨密度検査

出典:※東洋メディック社「Horizon X線骨密度測定装置」

超音波法(QUS法)

かかとやすねの骨に超音波をあてて測定します。
超音波が骨の中を通過する超音波伝播速度と、減衰する程度を示す超音波減衰率を測定して骨評価を行います。
メリットはDXA法と違い放射線を使用せず超音波のにで行うため被ばくすることは無いのですが、この検査のみでは骨粗しょう症の診断をすることはできません
人間ドックや検診などでスクリーニング検査として広く用いられています。

MD(エムディ)法

X線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定します。

血液検査・尿検査

血中・尿中カルシウム濃度などを調べます。

脊椎MRI、CT、レントゲン

圧迫骨折を起こした場合の診断に使用します。

 

骨粗鬆症はかなり頻度の高い疾患ですが、その検査検査を受ける方がかなり少なくまた、一般的に上記の検査は認知されていない事が多いのが現状です。
理由としては骨粗鬆症のみでは無症状であるため、脊椎椎体圧迫骨折や大腿骨骨折などの骨粗鬆症に起因する事態にはじめてなった時に気付くことが多く、事前に知っていれば予防できたということ少なくありません。
40歳以上の特に女性は、公的検診(問診や骨量検査などを施し、要指導者には栄養や運動指導、医療機関の紹介なども行われる)が受けられます。
積極的に骨粗しょう症の検査を受け、早期発見し早期に発見できれば上記のような重篤な骨折になる前に治療できます。
是非積極的に検査を置けることをお勧めします

予防法

カルシウムを多く摂取する食生活は言うまでもありませんが、やはり日々の運動も重要です。運動をして骨に刺激を与えないと、いくらカルシウムをとっても骨量は増加しないといわれています。
最近の見解としては、アスファルトの上を走るような骨にダメージを与えてしまう運動よりはウォーキングや水泳などの比較的骨へのダメージが少ない推奨されています。余談ですが最近の見解ではすり減った軟骨は再生しないため、過度のランニングはむしろ足腰を痛めるといわれています。昨今のマラソン(タンニング)ブームで硬いアスファルトを走る方が爆発的に増えましたがが今後膝や股関節の疾患もかなり増えるのではないかと危惧しています。

マラソン(ランニング)危険

治療法

骨粗しょう症の治療は薬物治療が基本です。効果があるといわれる薬には様々な種類が存在し、具体的には骨吸収を抑制する薬、骨の形成を促進する薬などがあります。

骨吸収を抑える薬

ビスフォスフォネート製剤
破骨細胞の働きを抑えて骨からカルシウムが引き出されるのを防ぎ、骨量を増加させ、骨折を予防する薬です。
ビスフォスフォネート製剤の服用によって骨密度が上昇し、骨折を減らす効果が認められており、
服用方法も毎日飲むタイプ、週1回飲むタイプ、4週に1回飲むタイプ、4週に1回注射するタイプと様々なものがあるため、患者様の状況に応じて方法を決めることができます。

デスノマブ(プラリア®)
こちらは内服ではなく注射になります。
破骨細胞の形成や活性化に関わるたんぱく質(LANKリガンド)に作用して、骨吸収を抑制します。
6ヵ月に1回の皮下注射のため、継続しやすいというメリットがあります。

女性ホルモン製剤(エストロゲン)
女性ホルモンの減少による骨粗しょう症に有効です。
閉経期の様々な更年期症状を軽くする作用があり、併せて骨粗しょう症を治療する目的で用いられます。

SERM(塩酸ラロキシフェン、バゼドキシフェン酢酸塩)
骨に対しては、エストロゲンと似た作用で骨密度を増加させますが、本来女性ホルモンであるエストロゲンは子宮や乳腺などにも作用します。しかしSERMは骨以外の臓器(乳房や子宮など)には影響を与えません。

カルシトニン製剤
骨吸収を抑制する注射薬ですが、強い鎮痛作用(痛み止め)も認められています。
骨粗しょう症に伴う背中や腰の痛みに対して用いられます。

骨の形成を促進する薬

活性型ビタミンD3製剤
食事で摂取したカルシウムの腸管からの吸収を増す働きがあります。
また骨形成と骨吸収のバランスも調整します。骨粗しょう症治療では古くから使われている薬です。

ビタミンK2製剤
骨密度を著しく増加させませんが、骨形成を促進する作用があり骨折の予防効果が認められています。

テリパラチド(副甲状腺ホルモン)
新しい骨をつくる骨芽細胞を活性化させ、骨強度を高めます。
骨密度が非常に低いなど骨折リスクが高い患者様に適した薬です。
現在、1日1回患者さんが自分で注射をする皮下注射剤と、週1回医療機関で皮下注射してもらうタイプとがあります。

その他

カルシウム製剤
カルシウム自体を補充する製剤です。

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