医療法人メディカルフロンティア

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経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)とは(術式、適応疾患、術式、合併症等)

経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)
頚椎・腰椎疾患について 2019.12.03更新

医療法人メディカルフロンティアでは
2020年夏に脊椎手術に特化した最新医療施設(東京脊椎クリニック)を開設します。その施設の責任者である梅林医師監修の下、脊椎疾患や手術術式についても寄稿していきます。
さて今回は第18回目「経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)」についてです。

腰椎椎間板ヘルニアの治療方法として、経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(PELD/PED:Percutaneous Endoscopic Discectomy)が最近注目されています。
本来椎件板ヘルニアの手術は4~5mm皮膚を切開して筋肉をよけ患部まで到達する切開法が主な手術ですがPED は外径6-7mm の内視鏡をヘルニアの部位に入れて、生理食塩水で潅流しながら、細い鉗子やラジオ波バイポーラなどの器具を用いてヘルニアを取り除く方法で、椎間板ヘルニア手術の中では、現時点における最少侵襲の手術法と言えます。
傷の大きさは7mm 程度で、ヘルニアの出ている場所、大きさなどから、内視鏡を入れる位置を決めます。

経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)

手術時間 1~2時間程度
入院期間 1日~2日
社会復帰 1週間程度
通院期間 1~2カ月
麻酔方法 *全身麻酔
手術体位 うつ伏せ(伏臥位)

適応疾患

椎間板ヘルニア

術式

仰向けの状態で全身麻酔を導入します。うつ伏せ(伏臥位)の体位をとり手術が開始されます。6~7mm程皮膚を切開します。
切開した小さな穴にレントゲン透視化にて、オプチュレータとよばれる管を挿入しその管に内視鏡が入る管を設置します
内視鏡や専用の手術器具を挿入し、生理食塩水を注入することで手術視野を確保します。筋肉や靭帯を分けて神経を圧迫しているヘルニアに到達します
そこで内視鏡用の鉗子を使ってヘルニアを取り除きます。 ヘルニアの摘出が完了後管を抜いて皮膚縫合し終了となります。

経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)

経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD/PED)

 

術後経過

手術日の翌日もしくは2日後には退院となります。1週間程度で軽作業が可能となります。

合併症

  • 脊髄や神経根の損傷による下肢麻痺、下肢知覚鈍麻、排尿排便障害
  • 硬膜(頚椎の中で脊髄を包んでいる袋状の組織)の損傷、及びこの硬膜の中に含まれている脳脊髄液が創部から体外へ漏れること。及びこれに引き続き生じる髄膜炎
  • 切開した部分の血腫(けっしゅ)形成による神経麻痺・下肢痛
  • 感染
  • その他のまれな合併症として深部静脈血栓症。肺炎などの感染症など

*当院では内視鏡手術においても全身麻酔を推奨しています。この手術は確かに局所麻酔での施術が可能で、無床(入院機能をもたない)クリニックでも行われています。しかし当院では術中の万が一のリスク(患者様の体動や痛み)と患者様の苦痛を考慮し全身麻酔で行いさらに精密な経過観察のため入院による手術をご提案する予定であります。全身麻酔に関しましては脊椎手術麻酔に経験豊富な麻酔科専門医が対応しており安全対策には万全を期しています

出典:※ GmbH

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