医療法人メディカルフロンティア

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自己紹介~臨床研修制度~麻酔科

当院について 2019.06.15更新

ご挨拶

はじめまして医療法人メディカルフロンティア理事長の菅谷です。

少し私の話をさせて頂くと私は平成16年より東邦大学医療センター大森病院にて医師としてのキャリアをスタートさせました。
当時は我々の学年が臨床研修必修化一期生という事で大学病院(研修病院)も手探り状態のスタートでした。

臨床研修必修化とは、入局する科を決定し、その科の指示・監督下のもとで研修を行っていく従来の制度とは異なり特定の科へ入局せず大学病院所属となり各科を数カ月単位でローテートする方式です。
この制度は様々な科を体験できるというメリットがある一方入局したい科を決めている医師にとっては専門医になるのがやや遅れるというデメリットもありました。

またこの制度が始まると2年間は大学医局に新人は入局して来ないので大学医局本体の人手が不足し、出向病院(医局から派遣されて数カ月~数年単位で勤務する病院)に出ていた医師を一気に引き上げました。

その為、元々ギリギリの人員だった地方病院などは悲鳴をあげこの制度に対する批判が相次いでいたのは記憶に新しい事実です。

最近では医局から派遣の人員は多少確保されてきましたが、この臨床研修制度をきっかけに地方の医師不足が加速し、現在に至ってもその人手不足の影響を受けている病院も数多くあるのもまた現実です。
ただ研修を受ける側としてのメリットは大きくこの2年間の研修医生活は様々な選択肢が広がるうえ自分がどの科に進みたいか考えるきっかけとなります。

私にとってもこの制度は良い方向に働き、やはり医師として全身管理を身に着けたいし、知識の幅も広げたいと思い、
最終的に麻酔科に入局する事になりました。

麻酔科について

麻酔科は単に患者様の手術の際に麻酔をかけるだけの仕事ではなく術前の患者様の状態をチェックし、入念な麻酔計画を立案し手術日当日はスムーズに麻酔導入を行い患者様の状態をリアルタイムでモニタリングし管理し、手術終了後は速やかに覚醒させ、術後の痛みのコントロールも行うという内容濃い仕事であり、また相手にしている患者様も手術の種類だけあるため幅広い知識も必要という、かなり必要な知識と技術のボリュームのある科です。

さらに執刀医とのコミニュケーションスキルもかなり重要で執刀医と麻酔科医のコミュニケーションがよく取れている手術はスムーズに進み患者様の術後経過も良好となります。

そしてこの麻酔科という仕事の醍醐味は様々な医師と出会えるという事も大きな特徴です。

このおかげで当医療法人の新規事業計画が始まったわけですが詳しくは後述します。

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