東京脊椎クリニック工事進捗状況(建築構造など)
医療法人メディカルフロンティアでは
2020年夏に脊椎手術に特化した最新医療施設(東京脊椎クリニック)を開設します。
現在の工事進捗状況や当院の建築構造等について簡単に解説します
工事進捗状況
2019年
- 8月~1日に着工 杭工事
- 9月~地下部分掘削 地下コンクリート工事 配管
- 10月~地下部分配筋 地下~1Fコンクリート工事
- 11月~1F床コンクリート工事
このようにコンクリートミキサー車が入りコンクリートを流し込んでいる作業です
セキュリティーの関係上工事の内部はお見せできないのですが現場の外から撮影した写真です。このように順調にすすんでおり基礎工事~床工事が11月で一通り終了し12月からはいよいよ鉄骨組が始まるため外部からも建物が立ち上がってくる様子がご覧になれるかと存じます
鉄骨造(S造)とは
主に建築物の分類として木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の3種類に分かれます
一般住宅においてはやはり木造が圧倒的に多いですが最近では鉄骨造(軽量鉄骨等)も増えてきています。
木造は安価であり、加工しやすいため設計の自由度が高いのが特徴で工事期間が非常に短くて済み、軽量がゆえに当院のような基礎に大量のコンクリートを流す必要がないのが特徴です。
ただやはり木ですので耐火性は他の構造よりは劣りますし、耐用年数の低くなります。
また最近人気の住宅では軽量鉄骨造という当院のような重量鉄骨と木造の間のような位置づけで耐火性に優れている割に軽量であり重工な基礎が必要ないという重量鉄骨造と木造の良い点を併せ持ったような構造となります。
デメリットとしてはやはり木造よりは高額であり、また既に加工されている鉄骨を使うので構造設計の自由度はやや木造よりは劣るようです。
そして当院の構造である重量鉄骨(S造)になります。
文字通りかなり肉厚の思い鉄骨を組んで建設されるためかなり深く地面を掘り地中深くに杭を打ち込みます
基礎工事は大量のコンクリートで地盤を固め鉄骨をくみ上げます。基本1Fも上の階の床もコンクリートで作るためかなりの重量になります。また組み上げる鉄骨もオーダーメイドで作成することが多く設計の自由度もかなり高いです
病院は商業施設、特に超高層ビルなんかにも多くこの構造が使われています
デメリットはやはりかなり重量が大きいため工期に時間を要する点と最近の鉄の値上がりによって建設コストが高くなっています
最後に鉄筋コンクリート造ですがこれは基礎の部分に流し込んだコンクリートがそのまま立ち上がって建物全体がコンクリートできて
いるという構造です当然かなり強固で抜群の遮音性と耐火性をほこりますが、その分重量がかなりあり、建築コストの高額で解体費用もかなり高いというデメリットがあります。
東京脊椎クリニック概要
地上3F建で19床の病床(入院設備)をもつ医療機関です。
外来ブースも2部屋あり、検査部門においてはレントゲン撮影室、CT室、MRI室を兼ね備え脊椎関連疾患の検査は全て当院で行う事ができます。
手術室も2室完備しており最新の手術用顕微鏡や手術用内視鏡、透視機器、モニタリング各種、麻酔器など脊椎手術を行うには申し分ない設備を備えています
明るくソフトな内装を計画しており落ち着いた雰囲気で受診することができるように現段階では内装の設計を進めています
内装の様子は決まり次第順次アップしていきます。
最後に
今回の東京脊椎クリニック新築工事の施工業者であります大和ハウス工業株式会社様及び関連会社様に感謝するとともに、近隣住民の方々におかれましても、大変ありがたい事に暖かく当院の工事を見守って頂いているというお話を伺っております。重機の搬入は工事騒音等でご迷惑おかけしておりますが、今後とも宜しくお願いします。
必ず当院は地域住民の健康維持に貢献できるクリニックを目指して日々精進して参りたいとの所存でございます。