なぜ「のどのレーザー治療」はいびきに効くのか~上野いびきクリニックの「Dual Deep Thermia」を仕組から解説

いびき治療の相談でよくある誤解が一つあります。それは「いびき=鼻だけの問題」という見立てです。
もちろん鼻づまりは重要な要素ですが、実際の「音の発生源」は、鼻ではなく「のど(上気道)」側にある
ことが多いのが実情です。
いびきは、空気の通り道がどこかで狭くなり、そこを空気が通るたびに周囲の粘膜や軟部組織が振動して音が出る現象です。
つまり、いびきの本質は「上気道の狭さ」と「粘膜・軟部組織のたるみ/振動しやすさ」です。ここに対して、近年注目されているのが“切らずに・出血させずに・ダウンタイムを抑えながら”気道の状態を整える
非侵襲的レーザー治療です。代表格がエルビウムヤグレーザーによる上気道レーザー照射です。上野いびきクリニックでは、同じく「粘膜をやさしく加温し、上気道の形状と張りを内側から整える」というコンセプトを持つ「Dual Deep Thermia(デュアル・ディープ・サーミア)」の位置づけと合わせて、患者さんの状態に応じた治療設計を組み立てています。

今回は、「なぜのどのレーザーがいびきに効くのか」を、できるだけ医学的に筋道立てて説明します。

1.いびきはどこで鳴るのかー音の正体は「振動」

いびきの音は、上気道(鼻腔~咽頭~喉頭付近)で生じる軟部組織の振動音です。特に振動に関与しやすいのは次の部位です。

  • 軟口蓋(なんこうがい):いわゆる口蓋垂(のどちんこ)周辺
  • 口蓋垂(こうがいすい):たれ下がっている部分
  • 口蓋弓(こうがいきゅう)・咽頭側壁:のどの横壁
  • 舌根(ぜっこん):舌の奥が沈下して気道が狭くなる

睡眠中は筋緊張が低下します。起きている間は保たれていた「のどの張り」や「気道を開く力」が弱まり、軟部組織は“たるみやすい状態”になります。
すると、空気が通るたびに粘膜がバタつき、いびき音が生まれます。

ここで重要なのは、いびきの改善には「空気の通り道の断面を広げる」だけでなく、「振動しにくい状態(張りを高める、たるみを減らす)」に近づけることが効いてくる、という点です。
のどのレーザー治療は、まさにこの“振動しにくい状態づくり”を狙います。

2.なぜ「のどの粘膜を加温する」と良い方向に働くのか

Dual Deep Thermiaのコンセプトはおおまかに説明するとのどの粘膜を、傷つけない範囲でやさしく加温し、コラーゲンの収縮と再構築を促して、粘膜・軟部組織の張りを上げる。

コラーゲンは、皮膚や粘膜の“張り”を支える構造タンパクです。美容医療の領域でも、加温によるコラーゲンの収縮・再構築(いわゆるタイトニングの考え方)が広く利用されています。
のどの治療でも理屈は同じで、軟口蓋や咽頭側壁の“ゆるみ”が減り、気道が安定すると、空気の乱流や粘膜振動が起こり
にくくなります。

ポイントは、切除(削る・切る)ではなく「質を変える」「張りを戻す」方向の治療であることです。
だからこそ、強い出血や長いダウンタイムを避けたい方、仕事の都合で休めない方などに検討余地が出てきます。

3.Dual Deep Thermiaとは何をしている治療か

Dual Deep Thermiaは、上気道の粘膜にレーザーを照射して「非侵襲的に加温する」タイプの治療として知られていす。
狙いは、軟口蓋・口蓋垂・咽頭側壁などの粘膜に熱刺激を与え、コラーゲン線維の収縮と再構築を促し、上気道の「たるみ」と“振動しやすさ”を減らすことです。

一般に、上気道のレーザー治療が向きやすいのは以下のようなケースです。

    • いびきが主訴で、無呼吸が重症ではない(または軽症~中等症の範囲)
    • のどの奥(軟口蓋、口蓋垂、咽頭側壁)に「たるみ」「振動」の要素が強い
    • 外科手術や強いダウンタイムは避けたい

マウスピースが合わない、続かない、あるいは補助的に使いたい

一方で、注意すべき点も明確です。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が重症の場合、レーザー単独で十分な改善が得られるとは限りません。
重症例では、CPAPが標準治療であり、レーザーは“代替”というより「併用や補助としての位置づけ」
を検討するのが現実的です。
ここを曖昧にすると、患者さんの安全性と治療満足の両方が損なわれます。

4.上野いびきクリニックの「Dual Deep Thermia」とは

上野いびきクリニックで扱う「Dual Deep Thermia」は、「Dual(2波長)」「Deep(深層部)」「Thermia(加温)」という治療法です。
すなわち、表面を荒らさずに、より“深部に効率よく熱を届ける”ことで、粘膜・軟部組織の質を整え、上気道の安定化を狙う設計思想です。
かつ従来のレーザー治療と異なるのは波長の違うレーザーを2種類用いることにより深部筋層をコラーゲン層の2層に熱を加えることにより従来のレーザー治療よりも効率的かつ長期的に治療効果が望める
点にあります。
つまりDual Deep Thermiaは切らずに気道を整えるが、深さや熱の入り方を含めて「上気道の長期安定化」を狙って設計する治療なのです。
またいびき治療の代表例としてCPAPや手術治療がありますが、患者さんの解剖(のどの形)、舌根沈下の寄与、肥満・顎の骨格、鼻炎の強さ、睡眠姿勢、飲酒習慣など、いびきの“多因子”を評価したうえで、適応を決めるのが実務です。

5.レーザー単独で終わらせない:上気道は「チーム戦」で考える

いびきは、単一原因で起きているように見えて、実際は複数要因の合成です。たとえば、

鼻:鼻炎・鼻中隔・下鼻甲介、口呼吸の癖

のど:軟口蓋のたるみ、咽頭側壁の狭さ

舌根:舌根沈下、扁桃肥大(成人でも影響あり)

体重:頸部脂肪、咽頭周囲脂肪

生活:飲酒、睡眠不足、仰向け、鎮静系薬剤

このため、レーザー治療(Dual Deep Thermia)を「単独の必殺技」として提供するより、以下のように“設計図”を持った組み合わせの方が結果が安定します。

  • 評価:問診+視診(口腔・咽頭)+必要に応じて睡眠検査(簡易検査/PSG)
  • 治療:のどの加温治療(レーザー等)+鼻治療(薬物・生活指導)
  • 補助:体重管理、寝姿勢(横向き誘導)、マウスピース併用、禁酒・減酒
  • 再評価:いびきの音量・頻度の変化、日中の眠気、必要なら再検査

上野いびきクリニックの「Dual Deep Thermia」は“のどを整える”という強い柱を持ちつつ、鼻・舌根・体重・生活の要素も含めて、再現性の高い改善を狙う。これが、現実的で誠実な医療設計です。

6.よくある質問:痛み・回数・効果の見込みは?

Q:痛みは強いですか?

多くの方は「強い痛み」というより「熱感・違和感」に近い感想になりやすい一方、感受性には個人差があります。施術前後のケアや当て方で体感は変わるため、事前説明と調整が重要です。

Q:1回で終わりますか?

のどの粘膜の“質”を変える治療は、基本的に複数回設計になりやすい領域です。理由は、コラーゲンの反応や再構築が時間軸で進むためで、1回での変化が出る方もいれば、段階的に体感が積み上がる方もいます。通常は4~5回程度で効果が出始め8~10回程度で終了となる場合が多いです。

Q:誰でも効きますか?

効きやすいタイプ、効きにくいタイプがあります。重症OSA、強い舌根沈下、著明な肥満、顎顔面形態の影響が強いケースでは、レーザー“だけ”で十分な改善を得にくいことがあります。ここは最初に検査と評価で見極めるべきポイントです。

7.まとめ「効く理由」は、振動体を“張りのある構造”へ寄せるから

Dual Deep Thermiaは上気道のレーザー/加温治療がいびきに効くロジックは明快です。
いびきの正体は、上気道の軟部組織が「狭いところで振動する」こと
睡眠で筋緊張が落ちると、軟口蓋や咽頭側壁がたるみ、振動しやすくなる

そこで粘膜を非侵襲的に加温し、コラーゲンの収縮・再構築を促すと、張りが出て振動しにくくなる

上野いびきクリニックの「Dual Deep Thermia」は“切らずに上気道を内側から整える”設計思想の延長線上にあります。

まさに現代における最新のいびき治療であるといえます。

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記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷和之

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之

2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務

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