夜の悪夢~僕の全ては奪われた~⑫それから・・・
約事故から約10か月
僕は自分の足で歩いている
当然まだしびれはあるもののゆっくりであるが歩行できるレベルにまで到達できたのである
長かった入院生活に別れを告げるのもうれしさの反面10か月も献身的に接してくれた
担当の先生をはじめ医療スタッフたちとの別れをも意味し一抹の寂しさもあった
そしてその日決意したのである
大きくなったらこのような人たちと一緒に働きたいと
そして僕のような幼い子供に希望の光を与えるような医師になりたいと
*この物語はフィクションであり実際の人物、団体とは一切関係ありません。