夜の悪夢~僕の全ては奪われた~⑥大丈夫だからね・・・
どのくらい経ったのだろうか意識ははっきりしており手も自由に動かせるようになった
手術を受けていたそうだ・・・
腕は包帯でぐるぐる巻きになっており多少の痛みはあるが問題なく動かせる
しかし相変わらず足の感覚はない
その当時の記憶では付き添っていた母親は涙目だった。
「大丈夫だからね・・・」
という言葉を何度も何度も聞かされた。
結局足の感覚はないまま母に詰め寄った
なんで足が動かないの?なんで!なんで!
母に詰め寄っても「大丈夫だからね・・・」そう答えるばかり
それが嘘ではないという事実は後に知ることになる。
*この物語はフィクションであり実際の人物、団体とは一切関係ありません。