Treatment
当院のいびき治療
いびきは1つの原因だけではなく様々な原因で発生していることが多いです。
当院のいびきの治療は専門医の診察のもと患者様一人一人にあったオーダーメイド治療です。
医師・カウンセラー・看護師が詳しく症状をお聞きし、適切な治療プランをご提案します。
いびきレーザー治療
施術時間
15分
リスク・副作用
照射時は暖かい程度
痛みはほぼ無し
当日より食事可能
使用するレーザー機器「Dual Deep Thermia」
当院で使用するレーザー機器「Dual Deep Thermia」は2種類の波長を用いたレーザー治療で浅層から深層にわたる粘膜および結合組織のリモデリングが可能となり、従来の1波長のみのレーザー治療より短期と長期の両方の効果が期待できる高い治療効果が期待されます。 施術中は「温かい」と感じる程度で施術後すぐに日常生活に戻れる点が最大のメリットです。
口腔咽頭領域にある軟口蓋、口蓋垂、咽頭後壁、舌などの粘膜組織を2種類のレーザー(Nd:YAG、Er:YAG)照射することで、コラーゲン繊維の収縮と再構築を促し、組織の引き締め、弛緩改善効果により気道が広げることでいびきの発生を抑えます。 浅層から深層にわたる粘膜および結合組織のリモデリングが可能となり、従来の1波長のみのレーザー治療より短期と長期の両方の効果が期待できる高い治療効果が期待されます。
また患者様個々の喉の状態を精密に測定し、照射強度を個別に調整することで、副作用を抑えながら最大の効果を引き出すオーダーメイドの治療設計を行っております。
Dual Deep Thermia治療に向いている方
Dual Deep Thermiaはいびき主体、あるいは軽症〜中等症のOSAで、上気道の主な閉塞部位が軟口蓋〜口蓋垂、咽頭側壁にあるタイプに相性がよいです。
以下の症状がある方は治療対象になります。
- 毎晩いびきをかき、家族に指摘される
- いびきで睡眠が浅く、朝起きても疲れが取れない
- 自分のいびきで目が覚めることがある
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軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸は「呼吸が10秒以上止まる」ことを1時間あたり何回起きるかで重症度を分けます。
軽症:5〜15回
中等症:15〜30回
重症:30回以上
Dual Deep Thermiaは特に軽症〜中等症に有効とされています。 重症の場合はCPAP(持続陽圧呼吸療法)が第一選択ですが、「CPAPが合わない」 「マスクをどうしても使いたくない」という方であれば、Dual Deep Thermiaを補助的に行うこともあります。
医療ダイエット
肥満が原因となっている方向けに医療ダイエットをご提案します。
多少医療の力を借りることで通常より少ない努力で効果を発揮できる場合があります。
GLP-1+GIPダイエット(マンジャロ)
肥満によるいびきや無呼吸の方にはDual Deep Thermiaと併用することでかなりのいびき改善効果が期待されます。
脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑え、さらに胃の動きをゆるめて食後血糖の急上昇を緩やかにします。
週1回の自己注射になりますので、注射のために来院の必要はありません。
自動的に針が出て薬を自動注入できるシステムになっており簡単ご利用可能です。
GLP-1受容体作動薬(リベルサス)
GLP-1受容体作動薬の内服薬としては、マンジャロなどの注射が苦手な方向けにリベルサス®(有効成分:セマグルチド)という選択肢があります。
注射型GLP-1製剤と作用は同じですが毎日内服する必要があります。
歯ぎしり(食いしばり)に対する治療(咬筋ボトックス注射)
歯ぎしり(食いしばり)は、いびきや睡眠時無呼吸に併発しやすい“隠れ症状”です。
夜間に無意識の噛みしめが続くと、咬筋(エラの筋肉)が過剰に発達して硬く張り、朝のあごのだるさやこめかみ痛、歯のすり減り、知覚過敏、詰め物・被せ物の破損、顎関節症の悪化につながります。
こうした「筋肉の出力そのもの」を下げて症状を和らげる方法として医療用ボトックス注射があります。