医療法人メディカルフロンティア

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脊椎(背骨)とは、構造や仕組みを詳しく解説

腰痛 脊椎 東京脊椎クリニック
頚椎・腰椎疾患について 2020.02.22更新

梅林猛
医療法人メディカルフロンティアでは脊椎手術に特化した東京脊椎クリニックを運営しています。施設責任者である梅林猛医師監修の下、脊椎疾患や手術術式についても寄稿していきます。
梅林 猛
東京脊椎クリニック院長
日本脳神経外科学会専門医
日本脊髄学会指導医

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さて今回は東京脊椎クリニックのホームページを公開しましたため、当院で主に治療対象部位となる脊椎(背骨)について解説していこうと思います。

脊椎とはいわゆる背骨のことで、脊椎動物とは言葉のとおり背骨をもつ動物をさします。
では人間の脊椎について解説していきます。

脊椎は体のなかで大変長い部位を占める骨であり首(頚椎)~おしりのあたり(仙骨)まで40㎝以上もあります。
脊椎は椎骨と呼ばれる骨がずっとつながって連結したものですが、その数は頚椎7個(首)、胸椎12個(胸)、腰椎5個(腰)、仙椎、尾骨(おしり)があります。
それぞれの部位は以下のようになっています。

椎体とは

脊椎の構造 東京脊椎クリニック脊椎 東京脊椎クリニック

椎骨ひとつひとつにはリング状になっている部分がありこの部分を椎体といいます
このリングの部分のなかに脳からつながる太い神経(脊髄)が通ります。
椎体は頚椎、胸椎、腰椎で形が異なります。
そして椎骨同士をつないでいるのが椎間板です。
椎間板は椎体と椎体のクッションの役目をしており中心には水分を多く含む髄核と呼ばれる部分がありその周りを線維がリング状に取り囲んでおりその部分線維輪と呼ばれる部位があります。
この部分を突き破って髄核が出てくることを椎間板ヘルニアと呼ばれます。
頚部と腰部でそれぞれ症状が異なります。
詳しくはこちらをご覧ください
頚椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニア

頚椎とは

頚部の骨いわゆる首の骨の部分を指します。
頚椎は7個あり前のほうに凸型に曲がっています(前弯)
脳からでた神経がこの頚椎の中を通り、枝分かれをして手などの神経に向かっていきます
そのためこの部分に障害があると手や腕に障害が出ることが多い部位であり
両手の「しびれ」がみられたり、両手を使って行う細かい動作(箸を使う動作・ボタンをかける動作・ページをめくる動作など:巧緻運動
など日常生活にかなりの影響が出ることが多いです。
頚椎は他の椎骨と比較しても最も骨が密集している部位でもあり、治療にもかなりの難易度を要することが多いです。

頚椎疾患

頚椎椎間板ヘルニア
頚部脊柱管狭窄症(頚椎症)
後縦靱帯骨化症(OPLL)
首下がり症候群

 

胸椎とは

頚椎の下の部分から腰椎の上までの部分を指します。
胸椎は12個あり後ろの方に凸型に曲がっています(後弯)
そして12対の肋骨に接続しているため他の椎骨と比較して動きが少ない部位になります。
この部分で最も多いにがやはり腰に接続する部分(胸腰椎移行部)の圧迫骨折になります。具体的には第11胸椎から第2腰椎の部位が最も骨折しやすいといわれています。

胸椎疾患

脊椎椎体圧迫骨折
胸椎黄色靭帯骨化症

腰椎とは

胸椎の下の部分から仙椎(おしりの骨)の上までを指します
腰椎は5個あり前の方に凸型に曲がっています(前弯)
特に腰痛はこの部分の障害を主にさしますが当然のごとく最も多い症状の一つで脊椎疾患の中でも腰椎の疾患が最も多くなります。
腰椎の疾患は腰痛をはじめ様々な症状がありますが特に治療を必要とする症状は足のしびれや歩行障害が発生すると手術などの治療を要する場合が多いです。

腰椎疾患

腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
腰椎変性すべり症
腰椎変性側弯・後弯症(腰曲がり)
腰椎圧迫骨折

仙椎・尾骨

仙椎は4つの骨からできており仙椎上部は前の方に凸型に曲がっています(前弯)
下部は後ろの方に凸型に曲がっています(後弯)
仙椎の下部は尾骨につながっています。
仙椎、尾骨は骨盤の一部となっています

最後に

このように脊椎は人間の体の中で最も長い部位を占める骨でありその中を重要な神経(脊髄)が通っていることから最近は当院が標榜しているように、神経 つまり脳神経外科整形外科の両面の治療対象とする脊椎脊髄外科と標榜されることが多くなってきました。もともと脊椎を扱っていた診療科は整形外科でした。やはり骨の専門家という意味合いでは、現在でも多くの整形外科の先生方が脊椎疾患の治療に当たられています。そして最近当院の院長梅林の専門でもあります脳神経外科が、脊椎の中にある脊髄は脳神経であるとフォーカスし始め、マイクロサージャリー(手術用顕微鏡)を用いて脊椎の手術を行うようになっていきます。そのような流れから前述したように我が国の脊椎脊髄外科は脳神経外科出身の先生と整形外科出身の先生が混在している状態になっています。もちろんどちらが良いという考え方は正しくなく、両科の得意な分野を合わせて脳神経外科と整形外科の合同の脊椎脊髄学会などもたちあがりつつあります。

そして当院でも脳神経外科専門医の院長に加え整形外科専門医も在籍し、さらに術後の痛みや、手術適応でない患者様のためにペインクリニック専門医による治療も積極的に行っており、この脊椎治療に特化しており完全に医療機器や人材を脊椎治療に集中させているためより専門的な治療ができる体制を整えております。
まもなく7月に開院ですので首の痛み、腰痛、手足のしびれなどの症状がある方は当院へ受診して頂ければ、経験豊富な専門医と充実した医療設備で的確な診断と治療を行うことができます。
まずは一度お気軽にご相談ください。

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