睡眠時無呼吸症候群と心房細動|なぜ不整脈が増えるのかを医師が解説【上野いびきクリニック】
「いびきや無呼吸と、不整脈にどんな関係があるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。実は近年、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心房細動(不整脈の一種)には密接な関連があることが、循環器領域の研究で繰り返し報告されています。
いびき・無呼吸を「うるさい」「疲れが取れない」といった生活の質の問題として捉えている方は多いですが、実際には夜間くり返される低酸素状態や交感神経の乱れが、心臓にも負担をかけていることがあります。
この記事では、睡眠時無呼吸症候群がなぜ心房細動のリスクを高めるのか、そのメカニズムと、いびき・無呼吸の治療先を選ぶ際に確認しておきたいポイントについて、院長が解説します。
結論:この記事の要点
睡眠時無呼吸症候群では、夜間くり返される低酸素・交感神経の過緊張・血圧変動・心房への負担が積み重なることで、心房細動などの不整脈が起こりやすくなると報告されています。研究によって数値に幅はありますが、心房細動患者の多くが睡眠時無呼吸症候群を合併しているという報告もあり、両者は互いに関係し合っていると考えられています。CPAP治療の継続によって不整脈の再発が抑えられたとする報告もあるため、動悸や不整脈を指摘されたことがある方は、いびき・無呼吸の検査も検討する価値があります。また、いびき治療を選ぶ際は、担当医が内科・麻酔科など、循環・呼吸管理に関わる診療経験を持っているかも一つの判断材料になります。
上野いびきクリニックの院長は麻酔科医として2万症例以上の全身麻酔を担当し、手術中の循環・呼吸管理を専門としてきました。いびき・無呼吸だけでなく、動悸や不整脈が気になる方もご相談ください。
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菅谷 和之
上野いびきクリニック 院長/麻酔科医
2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長がいびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック
本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、睡眠時無呼吸症候群と心房細動の関係について解説しています。
上野いびきクリニックでは、麻酔科医としての全身管理の経験を活かし、循環器疾患を合併するリスクも踏まえた検査・治療を行っています。
保険診療でしっかり検査・継続治療
- 簡易検査・PSG検査:いびき・無呼吸の重症度を客観的に評価
- CPAP治療:中等症〜重症の無呼吸への標準治療、継続をサポート
自由診療で根本改善・短期集中
- いびきレーザー治療:3回・6回・12回のコースをご用意
- 医療ダイエット:体重増加が要因の場合の選択肢としても
※不整脈の診断・治療そのものは循環器内科が専門となります。当院では、いびき・無呼吸の観点から連携してサポートします。
📋 この記事でわかること
- 心房細動とは
- 睡眠時無呼吸症候群で不整脈が増える理由
- データで見る両者の関連性
- いびき治療を選ぶ際に医師の経歴を確認したい理由
- 動悸・不整脈があるときの受診の目安
心房細動とは

心房細動は、心臓の上部にある心房が小刻みに震えるように興奮し、脈が不規則になる不整脈の一種です。動悸やめまい、息切れなどの自覚症状が出ることもあれば、無症状で健診の心電図検査により偶然見つかることもあります。
心房細動そのものが直接命に関わることは少ないものの、心房内で血液がよどんで血栓ができやすくなり、それが脳に飛ぶと脳梗塞を引き起こすことがあるため、放置は禁物とされています。
睡眠時無呼吸症候群で不整脈が増える理由

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることが繰り返されます。この一つひとつの無呼吸イベントが、心臓に次のような負担をかけると考えられています。
| メカニズム | 心臓への影響 |
|---|---|
| 低酸素血症 | 無呼吸のたびに血中酸素が低下し、心筋に負荷がかかる |
| 交感神経の過緊張 | 呼吸再開時に交感神経が急激に高ぶり、心拍・血圧が乱れる |
| 夜間血圧の変動 | 血圧の急激な変動が繰り返され、心臓に負担が蓄積する |
| 心房のリモデリング | これらが積み重なることで左心房が拡大・変性し、不整脈が起こりやすい状態になる |
一つの原因ではなく、複数の負担が重なって不整脈のリスクを高めると考えられています。
いびき・無呼吸が長年放置されている方ほど、心臓への蓄積した負担も大きくなっている可能性があります。
データで見る両者の関連性
睡眠時無呼吸症候群と心房細動の関連については、国内外で数多くの研究が報告されています。研究デザインや対象によって数値には幅がありますが、傾向として次のような報告が見られます。
| 観点 | 報告されている傾向 |
|---|---|
| 睡眠時無呼吸症候群患者の心房細動リスク | 健常者と比べて数倍高いとする報告が複数あり、重症度が高いほどリスクも上がる傾向 |
| 心房細動患者の睡眠時無呼吸症候群の合併率 | 報告により幅はあるものの、半数前後、あるいはそれ以上とする研究も少なくない |
| CPAP治療とアブレーション後の再発 | CPAPを継続した患者では、心房細動の再発率が低い傾向にあるとする報告がある |
数値の幅はあるものの、「いびき・無呼吸」と「不整脈」を切り離さずに考える視点が、近年の循環器領域でも重視されつつあります。心疾患をお持ちの方の検査については、以下の記事もあわせてご覧ください。
いびき治療を選ぶ際に医師の経歴を確認したい理由
ここまで見てきたように、いびき・睡眠時無呼吸症候群は、単なる「音」の問題ではなく、循環器系にも影響しうる全身の問題です。そのため、いびき治療を行う医療機関を選ぶ際には、治療メニューだけでなく、担当医がどのような臨床経験を積んできたかも確認しておくと安心です。
特に、内科や麻酔科など、循環・呼吸の全身管理に関わる臨床経験があるかどうかは一つの目安になります。麻酔科医は手術中、患者の血圧・心拍・呼吸をリアルタイムに監視し、異常があれば即座に対応する「全身管理」を専門としています。いびきや無呼吸の背景に心臓・血圧の問題が隠れている可能性を踏まえたうえで診療にあたれるかどうかは、治療の安全性にも関わるポイントです。
確認しておきたいポイントの例
・医師が内科・麻酔科など全身管理に関わる診療科での経験を持っているか
・レーザー治療などを行う場合、事前に簡易検査・PSG検査を実施しているか
・動悸や不整脈などの症状を伝えた際に、循環器内科との連携を提案してもらえるか
上野いびきクリニックの院長は麻酔科医として2万症例以上の全身麻酔を担当し、手術中の循環・呼吸管理を専門としてきました。この経験を活かし、いびき・無呼吸の診療にあたっては、必要に応じて検査を優先し、循環器疾患の可能性も踏まえた診療を心がけています。
動悸・不整脈があるときの受診の目安
次のような症状に心当たりがある場合は、いびき・無呼吸の検査とあわせて、循環器内科への相談も検討しましょう。
| 症状 | 考えられる対応 |
|---|---|
| 夜間や起床時の動悸・脈の乱れ | 循環器内科での心電図検査に加え、睡眠時無呼吸の簡易検査を検討 |
| 健診で心房細動を指摘されたことがある | 循環器内科での経過観察と並行し、いびき・無呼吸の有無を確認 |
| いびきが大きく、日中の眠気も強い | まずは睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を受け、重症度を確認 |
いずれの場合も、いびき・無呼吸の検査と循環器の検査は互いに補完し合う関係にあります。どちらか一方だけで判断せず、両方の視点から確認することをおすすめします。
上野いびきクリニックでできること
上野いびきクリニックは、いびき・睡眠時無呼吸症候群を専門とする「睡眠障害内科」です。院長は麻酔科医として循環・呼吸の全身管理を専門としてきた経験を活かし、心臓への負担も見据えた検査・治療を行っています。
「動悸や不整脈を指摘されたことがある」「いびきと心臓の関係が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
まとめ|いびき・無呼吸は心臓にも関わる全身の問題
睡眠時無呼吸症候群は、低酸素・交感神経の過緊張・血圧変動などを通じて、心房細動をはじめとする不整脈のリスクに関わっていると報告されています。いびきを「音」の問題として軽視せず、全身の健康と結びつけて考えることが大切です。
いびき治療を選ぶ際は、治療内容だけでなく、担当医が循環・呼吸の全身管理にどれだけ精通しているかも確認しておくと安心です。
上野いびきクリニック院長の書籍「いびきを最新治療で治す」(Amazon 売れ筋ランキング 医学一般 1位 臨床内科 1位 家庭医学・健康 2位)でも詳しく解説しています
よくある質問
Q.睡眠時無呼吸症候群を治療すれば、心房細動も治りますか?
CPAP治療などで無呼吸を改善することで、不整脈の悪化を防いだり再発を抑えたりする効果が報告されていますが、心房細動そのものの治療は循環器内科での専門的な診断・治療が必要です。
Q.いびきだけで心房細動があるかはわかりますか?
いびきの音だけで不整脈の有無を判断することはできません。動悸や脈の乱れを感じる場合は、循環器内科での心電図検査をおすすめします。
Q.なぜ「麻酔科医」の経験がいびき治療に関係するのですか?
麻酔科医は手術中、患者の循環・呼吸状態を常に監視し管理する専門家です。いびき・無呼吸の背景に潜む循環器リスクを踏まえて診療にあたれる点は、治療の安全性を考えるうえで一つの目安になります。
Q.レーザー治療の前に検査は必要ですか?
はい。無呼吸の重症度や心疾患の有無を確認せずに治療を進めることはリスクを伴うため、当院ではまず簡易検査などによる評価をおすすめしています。
上野いびきクリニックまでお気軽にご相談ください【当日予約可】
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〒110-0005 東京都台東区上野4−8−8 上野シルクビル 5階

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We provide medical services for international patients. Please check our English website for details on how to visit our clinic.
記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之
2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務
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