CPAPで口が乾く・喉が痛い原因|加湿器・口漏れ・鼻づまりの対処法を医師が解説【上野いびきクリニック】

口呼吸は口臭が悪化するいびきとの関係

CPAPを使い始めてから、「朝起きると口がカラカラに乾いている」「喉がヒリヒりして痛い」と感じるようになった、という相談は少なくありません。せっかく無呼吸の治療を頑張っているのに、この不快感のせいで続けるのがつらくなってしまうのはもったいないことです。

口の乾燥や喉の痛みには、いくつかの典型的な原因があり、多くは加湿器の使い方やマスクの見直しで改善が期待できます。

この記事では、CPAPで口が乾く・喉が痛くなる原因と、加湿器の正しい使い方、対処法について院長が解説します。

結論:この記事の要点

CPAPで口が乾く・喉が痛くなる主な原因は、①口を開けて寝ることによる「口漏れ」、②鼻づまりによる口呼吸、③加湿器の設定不足や未使用、④マスクのフィッティング不良です。加湿器を使う場合は、水道水を使い続けるとカルキ(ミネラル成分)が溜まって白い結晶がつくことがあるため、薬局等で購入できる蒸留水・精製水の使用がおすすめです。また、加湿器の有無・仕様は機種によって異なり、ResMed社のAirMiniには水を使う加湿器がなく(水を使わない「HumidX」という代替アクセサリーで対応)、AirSenseなど通常サイズの機種には加湿器が標準装備されています。フィリップス社の機種は加湿器が外付けタイプで、その分サイズがやや大きくなるという違いもあります。原因を切り分けて対処すれば、多くの場合は改善が見込めます。


上野いびきクリニックでは、CPAPの口の乾燥・喉の痛みに関するご相談、マスク・加湿器設定の見直しにも対応しています。「乾燥がつらくて続けにくい」という方は、遠慮なくご相談ください。
上野いびきクリニックの検査・治療内容はこちら

CPAPのマスクについて徹底比較解説しました
CPAPのマスク5種類を実際に着用、解説しています。CPAPの快適さは9割がマスクで決まります

動画を見る

CPAPは一生続けるしかない?CPAPの使い方を専門医師が解説
CPAPの使用方法を詳しく解説し実際に装着した感じを実演しています。

動画を見る

フジテレビ「Live News イット!」にて取材を受けました
上野いびきクリニックにて睡眠障害、いびき・睡眠時無呼吸の診察、解説をご覧になれます

動画を見る

日本テレビ「news every.」の記事に上野いびきクリニックが紹介されました
いびき・睡眠時無呼吸・睡眠障害について、受診や検査を考えるきっかけとしてご覧ください。

記事を見る

院長監修記事

上野いびきクリニック院長菅谷和之

菅谷 和之

上野いびきクリニック 院長/麻酔科医

2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長がいびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック

本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、CPAPで口が乾く・喉が痛くなる原因と加湿器の使い方について解説しています。

🩺上野いびきクリニックの包括的いびき治療

上野いびきクリニックでは、CPAP導入後のマスクフィッティング・加湿器設定の調整まで、継続的にサポートしています。

保険診療でしっかり検査・継続治療

  • 簡易検査・PSG検査:いびき・無呼吸の原因を精密に評価
  • CPAP治療:中等症〜重症の無呼吸への標準治療、快適な継続をサポート

自由診療で根本改善・短期集中

  • いびきレーザー治療:3回・6回・12回のコースをご用意
  • 医療ダイエット:体重増加が要因の場合の選択肢としても

※加湿器の仕様・お手入れ方法は機種により異なります。詳細はお使いの機器の取扱説明書もあわせてご確認ください。

📋 この記事でわかること

  1. CPAPで口が乾く・喉が痛くなる主な原因
  2. 加湿器の水は「水道水」でいいのか
  3. 機種による加湿器の違い(ResMed・フィリップス)
  4. 口漏れ・鼻づまりへの対処法
  5. それでも改善しない場合

CPAPで口が乾く・喉が痛くなる主な原因

放置しないで!いびきの原因と、今日からできるセルフケア

CPAP使用中の口の乾燥・喉の痛みには、主に次のような原因が考えられます。

① 睡眠中に口が開き、鼻マスクから送られた空気が口から漏れる「口漏れ」
② 鼻づまりにより鼻呼吸ができず、口呼吸になっている
③ 加湿器を使っていない、または加湿レベルの設定が不足している
④ マスクのサイズやフィッティングが合っていない

特に①の口漏れは見落とされがちですが、大量の空気が加湿されないまま口から出入りするため、強い乾燥感につながりやすい原因です。

CPAPの加湿器の水は「水道水」でいいのか

加湿器を使っている場合でも、水の種類によっては別のトラブルを招くことがあります。水道水を使い続けると、水道水に含まれるミネラル成分(カルシウムなど)が加湿タンク内に蓄積し、白い結晶(いわゆる「カルキ」)が付着することがあります。また、水を毎日交換しないと雑菌が繁殖するリスクも指摘されています。

加湿器の水は「蒸留水」がおすすめです。

薬局などで購入できる蒸留水・精製水はミネラル分をほとんど含まないため、結晶の付着を抑えられます。ミネラルウォーターはミネラル分が多く、かえって結晶化しやすいため避けましょう。水道水を使う場合は、毎日交換し、タンクの定期的な洗浄を心がけてください。

機種による加湿器の違い(ResMed・フィリップス)

AirMini(左)とAirSense 11(右)の横並び比較

お使いの機種によって、加湿器の有無や仕様は異なります。乾燥対策を考えるうえで、まずご自身の機種の仕様を把握しておくことが大切です。

機種 加湿器の仕様
ResMed AirMini(携帯用) 水を使う加湿器は搭載されていません。代わりに「HumidX」という水を使わないタイプの加湿アクセサリーで対応します
ResMed AirSenseなど(通常サイズ) 加湿器が標準装備されています
フィリップス社の機種 加湿器が外付けタイプとなっており、その分本体サイズがやや大きくなる傾向があります

主要メーカーの機種ごとの違いについては、以下の記事でも詳しく比較しています。

CPAP治療の始め方 期間 目安
CPAPはどの機種がよい?主要メーカーの違い・保険レンタル・購入時の注意点

ResMed・フィリップスなど主要メーカーの機種の違いを詳しく比較しています

口漏れ・鼻づまりへの対処法

口を開けて眠る癖がある方は、あご紐(チンストラップ)で口が開くのを防ぐ方法や、口からの空気漏れが起きにくいフルフェイスマスクへの変更が有効なことがあります。加湿器を使っていても、口漏れが多いと十分に加湿された空気が届かず、効果を感じにくくなります。

鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合は、点鼻薬や耳鼻科での治療によって鼻の通りを改善することが、根本的な対処につながることがあります。慢性的な鼻づまりが続く場合は、CPAPの調整だけでなく、耳鼻咽喉科への相談もあわせて検討しましょう。

上野いびきクリニックでできること

上野いびきクリニックは、いびき・睡眠時無呼吸症候群を専門とする「睡眠障害内科」です。CPAP導入後の口の乾燥・喉の痛みについても、原因を切り分けながら、マスクの変更や加湿器設定の調整をご案内しています。

「乾燥がつらくてCPAPを続けにくい」という方は、我慢せずにご相談ください。

まとめ|乾燥の原因を切り分ければ多くは改善できる

CPAPでの口の乾燥・喉の痛みは、口漏れ・鼻づまり・加湿不足・マスクフィッティングのいずれかが原因であることが多く、それぞれに対処法があります。加湿器の水は蒸留水・精製水を使い、機種ごとの加湿器の仕様も把握しておきましょう。

それでも改善しない場合は、自己判断で使用を中断せず、医師に相談することをおすすめします。


上野いびきクリニック院長の書籍「いびきを最新治療で治す」(Amazon 売れ筋ランキング 医学一般 1位 臨床内科 1位 家庭医学・健康 2位)でも詳しく解説しています

書籍:いびきを最新治療法で治す 菅谷和之著
院長書籍 発売のお知らせ
『いびきを最新治療法で治す』
1万人以上の眠りを見届けた麻酔科医が解説する、最新のいびき治療バイブル。

Amazonで詳しく見る

乾燥のつらさ、我慢していませんか

マスクの見直しから加湿器の設定まで、丁寧にサポートします。

よくある質問

Q.加湿器にミネラルウォーターを使ってもいいですか?

おすすめしません。ミネラル分が多く含まれるため、かえって結晶が付着しやすくなります。蒸留水・精製水の使用をおすすめします。

Q.加湿器の水は毎日交換したほうがいいですか?

はい。水を交換せずに使い続けると、雑菌が繁殖するリスクがあります。毎日新しい水に交換し、タンクも定期的に洗浄しましょう。

Q.AirMiniは加湿できないのですか?

水を使う一般的な加湿器は搭載されていませんが、「HumidX」という水を使わないタイプの加湿アクセサリーが用意されており、一定の加湿効果が期待できます。

Q.口テープを使ってもいいですか?

口漏れ対策として使用される方もいますが、鼻づまりが強い場合は窒息のリスクもあるため、自己判断で始める前に医師にご相談ください。

Q.喉の痛みが何日も続く場合はどうすればいいですか?

加湿器の調整やマスクの見直しをしても改善しない場合は、他の原因が隠れている可能性もあるため、自己判断で様子を見ず医療機関にご相談ください。

まずは初診でご相談ください

CPAPのマスクフィッティングから加湿器の使い方まで、幅広くお受けしています。完全予約制・当日予約可。

【保険診療】いびき・無呼吸でお悩みの方 完全予約制で安心の診療体制
上野いびきクリニックまでお気軽にご相談ください【当日予約可】
📞0120-899-930
〒110-0005 東京都台東区上野4−8−8 上野シルクビル 5階
最新レーザー導入の 上野いびきクリニック
LINEでお気軽にご相談できます↓↓↓
上野いびきクリニック公式LINE
0120-899-930 上野いびきクリニック電話番号

English Support Available

We provide medical services for international patients. Please check our English website for details on how to visit our clinic.

Visit our English Homepage

記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之

2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務

完全予約制

上野でいびき治療なら
上野いびきクリニック

保険診療で自宅検査に対応。医師が診察・結果を説明し、
必要に応じてDual Deep Thermiaによる切らないレーザー治療で、いびき・睡眠時無呼吸の改善をサポートします。
上野駅徒歩3分。まずはお気軽にご相談ください。