「睡眠障害」が診療科名に追加へ|いびき・睡眠時無呼吸のクリニック選びで本当に見るべきポイン

睡眠障害科という新しい標榜科

以前ブログで書きましたが6月1日より「睡眠障害」という標榜科ができます。上野いびきクリニックでも標榜するため準備をしています。⇒2026年6月2日より「睡眠障害内科を標榜」:https://mdf.or.jp/ibiki-clinic/news/suiminshogainaika/

日経電子版:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA261Y80W6A520C2000000/

厚生労働省は、医療機関が看板や広告で掲げることができる診療科名について、「睡眠障害」を組み合わせて標榜できるようにする方向で制度を進めています。これにより、今後は「睡眠障害内科」「内科 睡眠障害」「精神科 睡眠障害」など、睡眠に関する悩みを扱う医療機関が、患者さんからより見つけやすくなる可能性があります。

これは、いびき・睡眠時無呼吸症候群・不眠・日中の眠気・睡眠の質の低下などで悩む方にとって、大きな前進です。これまで「どの診療科に行けばよいかわからない」と感じていた方にとって、医療機関を探す入口が増えることは非常に重要です。

一方で、患者さん側には新しい注意点もあります。「睡眠障害」「いびき治療」「睡眠時無呼吸外来」と広告されているからといって、すべての医療機関が同じ検査体制・診療経験・治療選択肢を持っているわけではありません。

上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理、自費診療によるいびきレーザー治療など、状態に応じた選択肢をご案内しています。ご自身に合う治療を確認したい方は、まずは初診でご相談ください。
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院長監修記事
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上野いびきクリニック院長菅谷和之

菅谷 和之

上野いびきクリニック 院長/麻酔科医

2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長がいびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック

本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)などに関する検査・治療など正しい医療情報をわかりやすく解説しています。

🩺上野いびきクリニックの包括的いびき治療

いびきの原因は喉の構造から肥満まで多岐にわたります。上野いびきクリニックでは、特定の治療法に偏ることなく、医学的根拠に基づいた幅広い選択肢から、患者様に最適なプランをご提案できる体制を整えています。

保険診療でしっかり検査・継続治療

  • 簡易検査・PSG検査:睡眠の状態を精密に分析
  • CPAP治療:中等症〜重症の無呼吸への標準治療

自由診療で根本改善・短期集中

  • 最新いびきレーザー治療:切らない根本治療
  • 医療ダイエット:減量による物理的な気道確保

※当院はいびき治療専門専門クリニックとして、保険・自由診療の両面から「止まらないいびき」の解決に全力を尽くします。

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「睡眠障害」を掲げる医療機関が増えると、患者さんは選びやすくなる

今回の制度変更により、睡眠の悩みを診る医療機関が、よりわかりやすく表示されるようになることが期待されます。たとえば、いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる方が、インターネット検索や看板、広告を見たときに、「ここは睡眠の問題を相談できる医療機関なのだ」と判断しやすくなります。

日本では、睡眠不足や睡眠の質の低下が社会的な問題になっています。仕事中の眠気、集中力低下、交通事故リスク、生活習慣病との関連など、睡眠の問題は単なる疲労感にとどまりません。特に、いびきの裏側に睡眠時無呼吸症候群が隠れている場合、夜間に何度も呼吸が止まり、酸素濃度が下がり、心臓や血管に負担をかけることがあります。

そのため、「睡眠障害」を医療機関の診療科名として見つけやすくなることは、早期受診につながる可能性があります。これまで「いびきくらいで病院に行っていいのか」「眠いだけで受診していいのか」と迷っていた方が、相談しやすくなる点は大きなメリットです。

ただし「睡眠障害」と書いてあれば安心、ではありません

注意したいのは、診療科名や広告の表現だけで医療機関の質までは判断できないという点です。今後、「睡眠障害」「いびき治療」「睡眠時無呼吸外来」といった表記を掲げる医療機関は増える可能性があります。しかし、実際にどのような検査を行っているのか、どのような医師が診察しているのか、保険診療に対応しているのか、治療の選択肢が偏っていないかは、ホームページなどで患者さん自身が確認する必要があります。

近年は、医師ではない運営者が関与する一般社団法人系の医療機関や、美容医療を中心とするクリニックが、いびきレーザー治療をメニューの一部として扱うケースも見られます。もちろん、運営形態そのものが直ちに問題というわけではありません。また、美容クリニックがいびき治療を行うこと自体がすべて不適切というわけでもありません。

しかし、いびき治療で最も重要なのは、「音を小さくすること」だけではありません。いびきの背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れていないかを確認することが非常に重要です。検査を行わずに、いきなり自由診療のレーザー治療だけをすすめる場合には、医学的な評価が十分に行われているのか、慎重に確認する必要があります。

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いびきは「音の問題」だけではなく、睡眠時無呼吸のサインかもしれません

いびきは、空気の通り道である上気道が狭くなり、睡眠中にのど周辺の組織が振動することで起こります。軽度のいびきであれば、寝姿勢、飲酒、疲労、鼻づまり、体重増加などが関係していることもあります。

しかし、いびきが大きい、途中で呼吸が止まる、急に静かになったあとに大きな呼吸をする、朝起きても疲れが取れない、日中に強い眠気がある、血圧が高い、夜間頻尿があるといった場合は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりします。その結果、血液中の酸素が下がり、脳や心臓が何度も覚醒反応を起こします。本人は眠っているつもりでも、実際には睡眠が細かく分断され、深い睡眠が十分に取れていないことがあります。

この状態を放置すると、日中の眠気や集中力低下だけでなく、高血圧、心血管疾患、脳血管疾患、糖代謝異常、交通事故リスクなどにも関係することがあります。だからこそ、いびき治療では「音を小さくする治療」だけでなく、「無呼吸があるかどうか」を調べることが重要なのです。

検査をせずにレーザー治療だけを行うリスク

いびきレーザー治療は、のどの粘膜や軟口蓋周辺にアプローチし、いびきの軽減を目指す治療です。適応を見極めれば、有効な選択肢になることがあります。特に、のどのゆるみや軟口蓋の振動が強く関係しているタイプでは、治療選択肢の一つとして検討されます。

一方で、レーザー治療はすべてのいびきや睡眠時無呼吸症候群に万能な治療ではありません。たとえば、重症の睡眠時無呼吸症候群、強い肥満、舌根沈下、顎の骨格的な問題、鼻閉、扁桃肥大などが関係している場合、レーザー治療だけでは十分な改善が得られないこともあります。

問題は、検査をしないまま「いびきだからレーザー」と単純に判断してしまうことです。もし重症の睡眠時無呼吸症候群があるにもかかわらず、無呼吸の評価を行わずに音だけを軽減する方向に進んでしまうと、本人は「いびきが少し静かになった」と感じても、夜間の酸素低下や無呼吸が残っている可能性があります。

つまり、いびき治療では、まず検査で現状を把握することが大切です。治療の前に、睡眠中の呼吸状態、無呼吸低呼吸指数、酸素飽和度、睡眠の分断、症状の程度などを確認することで、CPAP、マウスピース、レーザー治療、生活習慣改善、鼻やのどへの治療など、より適切な選択肢を考えることができます。

クリニック選びで確認すべき5つのポイント

1. 睡眠時無呼吸の検査に対応しているか

いびき治療で最初に確認すべきなのは、簡易検査やPSG検査など、睡眠中の呼吸状態を調べる体制があるかです。音だけを聞いて判断するのではなく、無呼吸や低呼吸、酸素低下の有無を客観的に評価できる医療機関を選ぶことが大切です。

2. 保険診療に対応しているか

睡眠時無呼吸症候群では、条件を満たせば検査やCPAP治療が保険診療の対象になります。自由診療のレーザー治療だけでなく、保険診療による検査・診断・CPAP管理まで含めて相談できるかは、非常に重要な判断材料です。

3. 診察する医師の経歴が明記されているか

患者さんにとって、誰が診察するのか、どのような診療経験があるのかは重要です。管理医師や診察医師の氏名、経歴、専門領域、睡眠医療への関わりが確認できるかを見ておきましょう。医療機関の広告やホームページに医師情報が十分に示されているかも、安心して受診するための大切なポイントです。

4. レーザー治療のメリットだけでなく限界も説明しているか

いびきレーザー治療にはメリットがありますが、すべての患者さんに同じように適しているわけではありません。重症の睡眠時無呼吸症候群、鼻閉、肥満、舌根沈下、骨格の問題などがある場合、別の治療や併用治療が必要になることがあります。良い面だけでなく、向かないケースや限界も説明してくれる医療機関を選ぶことが大切です。

5. 自由診療だけに誘導されていないか

いびきの原因や重症度によっては、保険診療での検査やCPAP治療が必要になることがあります。最初から高額な自由診療だけをすすめるのではなく、検査結果に基づいて、保険診療と自由診療の両方を含めて説明してくれるかを確認しましょう。

上野いびきクリニックの考え方

上野いびきクリニックでは、いびきを単なる「音の問題」としてだけではなく、睡眠時無呼吸症候群や全身への影響も含めて評価することを重視しています。

当院では、保険診療による簡易検査・PSG検査・CPAP管理に対応し、必要に応じて自由診療のいびきレーザー治療や肥満によるいびき無呼吸の医療的肥満治療も選択肢としてご提案しています。つまり、最初から「レーザーありき」ではありません。

まず、いびきの原因がどこにあるのか。睡眠時無呼吸が隠れていないか。保険診療で対応できる状態なのか。自由診療の治療が適しているのか。CPAP、マウスピース、レーザー、生活習慣改善のどれが現実的なのか。これらを医学的に整理したうえで、患者さんごとに治療方針を考えます。

特に、いびきレーザー治療を希望される方でも、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある場合には、検査で状態を確認することが重要です。治療後に「音が小さくなったか」だけでなく、「睡眠中の呼吸状態がどうなっているか」を見ていくことが、医療としてのいびき治療には欠かせません。

このような方は一度ご相談ください

  • 家族やパートナーから、いびきが大きいと言われた
  • 寝ているときに呼吸が止まっていると指摘された
  • 朝起きても疲れが取れない
  • 日中の眠気が強い
  • 血圧が高い、または治療しても下がりにくい
  • CPAPが合わない、続けるのがつらい
  • いびきレーザー治療に興味があるが、自分に合うか知りたい
  • 保険診療と自由診療の違いを知りたい
  • 他院でレーザー治療をすすめられたが、検査を受けていない

いびきは、本人よりも家族やパートナーが先に気づくことが多い症状です。「うるさい」と言われるだけで済ませてしまう方もいますが、その裏に睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。まずは検査で状態を確認し、自分に合った治療方針を知ることが大切です。

上野いびきクリニックへご相談ください

上野いびきクリニックでは、いびき・睡眠時無呼吸症候群について、保険診療による検査から、必要に応じた自由診療のいびき治療まで、患者さんの状態に合わせてご相談いただけます。

「いびきが気になる」「無呼吸が心配」「CPAP以外の選択肢も知りたい」という方は、まずは一度ご相談ください。

※症状や検査結果により、保険診療・自由診療の適応は異なります。診察時に医師が状態を確認したうえでご案内します。

まとめ|「睡眠障害」の標榜が広がる時代こそ、医療機関選びが重要です

「睡眠障害」という言葉が診療科名として使いやすくなることで、いびきや睡眠時無呼吸で悩む方が医療機関を探しやすくなることは大きな前進です。睡眠の問題が、より身近な医療相談の対象として認識されるきっかけにもなるでしょう。

一方で、看板や広告だけで医療機関を選ぶのは十分ではありません。確認すべきなのは、検査体制があるか、保険診療に対応しているか、診察する医師の経歴が明確か、レーザー治療の限界も説明しているか、自由診療だけに偏っていないかという点です。

いびきは、単なる寝室の音の問題ではありません。睡眠時無呼吸症候群という病気のサインであることもあります。だからこそ、検査を受け、原因を確認し、自分に合った治療を選ぶことが重要です。

上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理から、必要に応じた自由診療のいびき治療まで、患者さんの状態に合わせた診療を行っています。いびきや無呼吸が気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。

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記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷和之

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之

2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務

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