台風・熱帯低気圧でいびきや睡眠時無呼吸は悪化する?気象病との関係を医師が解説
台風が来ていますが皆様だいじょうでしょうか?
「台風が近づくと眠りが浅くなる」
「低気圧の日に頭痛やだるさが出る」
「雨の日や台風前に、いびきがひどいと言われる」
このような経験はありませんか?
台風や熱帯低気圧そのものが、直接いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こすわけではありません。
しかし、気圧の変化、湿度、鼻づまり、自律神経の乱れ、睡眠の質の低下が重なることで、もともとあるいびきや無呼吸が悪化したように感じることがあります。
今回は、台風・熱帯低気圧といびき、睡眠時無呼吸症候群、そして気象病との関係について解説します。
上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理、自費診療によるいびきレーザー治療など、状態に応じた選択肢をご案内しています。ご自身に合う治療を確認したい方は、まずは初診でご相談ください。
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院長監修記事
菅谷 和之
上野いびきクリニック 院長/麻酔科医
2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長がいびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック
本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)などに関する検査・治療など正しい医療情報をわかりやすく解説しています。
いびきの原因は、喉の構造、舌の位置、鼻づまり、肥満、飲酒、睡眠姿勢など多岐にわたります。上野いびきクリニックでは、特定の治療法に偏ることなく、医学的根拠に基づいた幅広い選択肢から、患者様に最適なプランをご提案できる体制を整えています。
保険診療でしっかり検査・継続治療
- 簡易検査・PSG検査:睡眠中の呼吸状態を分析
- CPAP治療:中等症〜重症の無呼吸への標準治療
自由診療でいびき・生活習慣へアプローチ
- 最新いびきレーザー治療:切らないいびき治療
- 医療ダイエット:減量による気道確保も検討
※当院はいびき治療専門クリニックとして、保険・自由診療の両面から「止まらないいびき」「寝ても疲れない」「日中眠い」といったお悩みの解決に全力を尽くします。
上野いびきクリニック院長の書籍「いびきを最新治療で治す」(Amazon 売れ筋ランキング 医学一般 1位 臨床内科 1位 家庭医学・健康 2位)でも詳しく解説しています
この記事の目次
台風や低気圧の日に「眠りが浅い」と感じる理由
台風や熱帯低気圧が近づくと、気圧の変化、湿度の上昇、気温変化、雨音や風音による環境ストレスが重なります。
このような変化により、自律神経が乱れやすくなり、頭痛、めまい、だるさ、眠気、気分の落ち込みなどが出ることがあります。いわゆる「気象病」と呼ばれる状態です。
気象病では、体がリラックスしにくくなったり、夜間に眠りが浅くなったりすることがあります。睡眠が浅くなると、寝返りが増える、口呼吸になりやすい、途中で目が覚めやすいなど、睡眠の質そのものが低下しやすくなります。
低気圧でいびきが悪化することはある?
低気圧そのものが喉を狭くするわけではありません。
しかし、台風や低気圧の日には、いびきを悪化させる条件がそろいやすくなります。
- 鼻づまりが強くなり、口呼吸になりやすい
- 湿度や気温差で鼻粘膜がむくみやすい
- 睡眠が浅くなり、呼吸が不安定になりやすい
- だるさや頭痛で日中の活動量が下がり、夜の睡眠リズムが乱れる
- 気圧変化による自律神経の乱れで、寝つきや熟睡感が悪くなる
特に鼻炎、花粉症、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎がある方は、台風前後に鼻づまりが強くなり、口呼吸からいびきが増えることがあります。
睡眠時無呼吸症候群の人は、天気の悪い日に不調を感じやすいことがあります

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりします。
そのたびに体は軽い覚醒を繰り返し、脳や心臓に負担がかかります。
もともと睡眠の質が低下している状態に、台風や低気圧による自律神経の乱れ、頭痛、鼻づまり、眠りの浅さが重なると、次のような症状が強く出ることがあります。
- 朝起きても疲れが取れない
- 頭痛が強い
- 日中の眠気が増える
- 集中力が落ちる
- イライラしやすい
- 血圧が高めに出る
- 動悸や息苦しさを感じる
「台風の日だけ体調が悪い」と思っていたものが、実は背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れているケースもあります。
気象病と睡眠時無呼吸症候群は、どちらも自律神経に関係します
気象病では、気圧や気温の変化に体がうまく適応できず、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
一方、睡眠時無呼吸症候群でも、夜間に低酸素と覚醒を繰り返すことで、交感神経が過剰に働きやすくなります。
つまり、気象病と睡眠時無呼吸症候群は、どちらも自律神経に負担をかける要素があります。
そのため、台風前後に「頭痛」「だるさ」「眠気」「イライラ」「血圧上昇」などが重なりやすくなるのです。
台風の日にいびきが悪化しやすい人の特徴

次のような方は、台風や低気圧の日にいびき・無呼吸の症状が悪化しやすい可能性があります。
- 普段からいびきを指摘されている
- 仰向けで寝るといびきが強い
- 鼻づまりやアレルギー性鼻炎がある
- 朝起きたときに口が乾く
- 起床時に頭痛がある
- 日中に眠気が強い
- 天気が悪い日にだるさやめまいが出やすい
- 血圧が高め
- CPAPを使っているが、天気の悪い日は寝苦しい
これらに当てはまる場合、単なる「天気のせい」だけではなく、睡眠中の呼吸状態を確認することが大切です。
台風前後にできるセルフケア
台風や低気圧の日にいびきや睡眠の質が悪くなる方は、次のような対策を意識してみてください。
1. 鼻呼吸を妨げない
鼻づまりがあると口呼吸になり、いびきが悪化しやすくなります。
部屋の湿度調整、鼻うがい、アレルギー治療、点鼻薬の適切な使用などで鼻の通りを整えることが重要です。
ただし、市販の血管収縮薬入り点鼻薬を長期間使い続けると、かえって鼻づまりが悪化することがあります。継続使用している方は医師に相談しましょう。
2. 飲酒を控える
台風の日に家で過ごす時間が増えると、つい飲酒量が増える方もいます。
アルコールは喉の筋肉をゆるめ、舌根沈下や軟口蓋の振動を起こしやすくします。
いびきや無呼吸がある方は、特に寝る前の飲酒を控えることが大切です。
3. 仰向け寝を避ける
仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、いびきや無呼吸が悪化することがあります。
横向き寝で軽減する方も多く、抱き枕などを使って姿勢を工夫するのも一つの方法です。
4. CPAP使用中の方は、自己判断で中止しない
台風や低気圧の日に寝苦しさを感じても、CPAPを自己判断で中止するのは避けましょう。
鼻づまり、マスクの違和感、圧の不快感がある場合は、設定やマスクの調整で改善できることがあります。
「雨の日や台風の日だけCPAPがつらい」という方も、原因を整理すれば対策できる場合があります。
「天気のせい」で済ませてはいけないサイン
次の症状がある場合は、気象病だけでなく睡眠時無呼吸症候群の可能性も考える必要があります。
- 大きないびきを毎晩指摘される
- 睡眠中に呼吸が止まっていると言われた
- 朝の頭痛が多い
- 日中の眠気が強い
- 会議中や運転中に眠くなる
- 血圧が高い
- 夜中に何度も目が覚める
- 寝ても疲れが取れない
特に、台風の日だけでなく普段からいびきや眠気がある場合は、一度検査で睡眠中の呼吸状態を確認することをおすすめします。
上野いびきクリニックでできる検査・治療
上野いびきクリニックでは、いびきや睡眠時無呼吸が疑われる方に対して、まず睡眠中の呼吸状態を確認する検査をご案内しています。
いびき・睡眠時無呼吸が気になる方へ
大きないびき、睡眠中の無呼吸、朝の頭痛、日中の眠気、台風や低気圧の日の強いだるさが気になる方は、まず睡眠中の呼吸状態を確認することが重要です。
上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理に対応しています。
また、検査結果や喉の状態に応じて、自費診療によるいびきレーザー治療のご相談も可能です。
※症状や検査結果により、保険診療・自費診療の適応が異なります。まずは現在の状態を確認することが重要です。
台風・低気圧といびきは「間接的に関係する」と考えるのが自然です
台風や熱帯低気圧が、直接いびきや睡眠時無呼吸症候群を作るわけではありません。
しかし、気圧変化による自律神経の乱れ、鼻づまり、睡眠の浅さ、飲酒、活動量低下などが重なることで、いびきや無呼吸が悪化しやすい条件が整うことはあります。
つまり、「台風の日にいびきがひどい」「低気圧の日に眠気や頭痛が強い」という方は、気象病だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の有無も確認しておく価値があります。
まとめ
- 台風や低気圧は、いびき・無呼吸を直接起こすわけではない
- 気圧変化、自律神経の乱れ、鼻づまり、睡眠の浅さが重なると悪化しやすい
- 気象病と睡眠時無呼吸症候群は、どちらも自律神経に負担をかける
- 朝の頭痛、日中の眠気、強いいびきがある場合は検査が重要
- CPAP使用中の方は、天気の悪い日の不快感も調整で改善できる場合がある
「天気が悪い日だけだから」と放置せず、普段からいびきや眠気がある方は、一度睡眠中の呼吸を確認してみましょう。
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「大きないびき」「朝の頭痛」「日中の眠気」「睡眠中の無呼吸」を指摘されたことがある方は、まずは検査で確認しましょう。
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記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之
2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務
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