max松浦 avex エイベックス 会長松浦勝人さんYouTube解説「睡眠 不眠症 CPAP いびき」

睡眠時無呼吸症候群の治療に使用する最新のCPAP機器

上野いびきクリニックではCPAP処方も行っております。今回は実際にCPAP使用している方の動画について解説します

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※当院はいびき治療専門専門クリニックとして、保険・自由診療の両面から「止まらないいびき」の解決に全力を尽くします。

先日エイベックス 会長松浦勝人さんYouTubeにて睡眠やCPAPについてのご自身の現状についての解説動画がありました。

かなり実情を詳しく語られていましたので、いびき・無呼吸専門医の視点から解説します。

院長監修記事
院長監修記事

上野いびきクリニック院長菅谷和之

菅谷 和之

上野いびきクリニック 院長/麻酔科医

2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長がいびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック

本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)などに関する検査・治療など正しい医療情報をわかりやすく解説しています。

睡眠の質は本当に大事。不眠薬との付き合い方、そして“CPAPしていたら女の子と寝られない”問題まで、医療的に解説

松浦勝人さんのYouTube動画では、「CPAPを始めたら快適になった」「睡眠の質は大事」という趣旨の話題に加え、ハルシオン、マイスリー、デエビゴ、セロクエル、クービビックといった睡眠に関わる薬の名前にも触れられていました。動画タイトルも睡眠の質に焦点を当てた内容で公開されています。

この動画の中で特に重要なのは、「眠れるかどうか」だけでなく、「どう眠れているか」が体調や日中のパフォーマンスを大きく左右するという点です。実際、睡眠時無呼吸症候群や強いいびきがある方は、本人が“寝たつもり”でも、呼吸が止まる・浅くなる・何度も覚醒することで、睡眠の質が著しく低下していることがあります。睡眠時無呼吸症候群の診療ガイドラインでも、まずは閉塞性睡眠時無呼吸そのものを適切に評価し、治療することが重要とされています。

上野いびきクリニックの立場から先に結論を言うと、「眠剤で何とか寝る」ことと、「呼吸が整った状態で深く眠る」ことは、まったく別物です。いびきや無呼吸が背景にある人では、単に睡眠薬を重ねるだけでは根本解決にならず、むしろ病態の把握を遅らせることがあります。特に、いびきが大きい、途中で息が止まると指摘される、日中眠い、朝だるい、起床時に口が乾く、血圧が高い――こうした方は、薬の前にまず睡眠中の呼吸状態を確認すべきです。

CPAPを始めたら快適になるのはなぜか

CPAPは、寝ている間に空気圧で上気道の閉塞を防ぎ、無呼吸や低呼吸を減らす治療です。睡眠中の呼吸イベントを抑えることで、酸素低下や頻回覚醒が減り、結果として「ぐっすり眠れた」「朝が違う」「日中の眠気が減った」と感じる方が少なくありません。閉塞性睡眠時無呼吸に対するPAP療法は、現在も標準的治療のひとつとして位置づけられています。

つまり、松浦さんが語っていた「CPAPを始めたら快適になった」という実感は、医療的にもかなり自然な話です。睡眠の質が悪い原因が“寝つきの悪さ”だけではなく、“眠っている最中の呼吸障害”だった場合、そこを改善しない限り、本当の意味で楽にはなりません。逆に言えば、睡眠薬をいろいろ試してもスッキリしない人ほど、いびき・無呼吸の評価が必要です。

動画に出てきた睡眠の薬をどう見るか

1. ハルシオン

ハルシオンの一般名はトリアゾラムで、ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。比較的作用発現が速く、入眠困難に使われることがある一方で、依存性、持ち越し、健忘、ふらつきなどに注意が必要です。PMDAの添付文書でも、向精神薬・習慣性医薬品として位置づけられています。

上野いびきクリニックの視点では、ベンゾジアゼピン系は「眠れるかどうか」だけでなく、上気道筋緊張や覚醒反応への影響を考える必要があります。睡眠時無呼吸を疑う患者さんにとっては、薬だけで押し切る発想ではなく、まず気道の問題がないかを確認することが重要です。ベンゾジアゼピン系はOSA患者では一般に慎重な扱いが求められるとするレビューやガイドラインがあります。

2. マイスリー

マイスリーの一般名はゾルピデムで、いわゆるZ薬に分類される不眠症治療薬です。入眠を助ける薬として広く使われてきましたが、PMDA添付文書では、もうろう状態、睡眠随伴症状、服薬後の出来事を覚えていない健忘などに注意喚起があります。

ゾルピデムはベンゾジアゼピンそのものではありませんが、睡眠と呼吸の問題が併存している人では、やはり「ただ寝かせればいい」とは言えません。研究上は、すべてのOSA患者で一律に悪化するとは限らないものの、反応には個人差があり、無呼吸が背景にあるなら慎重な評価が必要です。

3. デエビゴ

デエビゴの一般名はレンボレキサントで、オレキシン受容体拮抗薬です。オレキシンは覚醒維持に関わる神経伝達系で、この働きを抑えることで睡眠を促します。ベンゾ系やZ薬とは作用機序が異なり、近年の不眠治療で重要な選択肢になっています。PMDAでも不眠症治療薬として掲載されています。

この系統の薬は、従来型睡眠薬より“自然な眠りに近い”と語られることがありますが、もちろん万能ではありません。ただ、睡眠呼吸障害を抱える患者さんで「従来型の強い鎮静薬をなるべく避けたい」と考える場面では、相対的に検討されやすい領域です。オレキシン受容体拮抗薬については、少なくとも一部薬剤で呼吸への大きな悪影響が示されていない研究もあります。

4. クービビック

クービビックの一般名はダリドレキサントで、こちらもオレキシン受容体拮抗薬です。PMDAでは不眠症治療薬として掲載され、通常成人では50mgを就寝直前に投与し、状態に応じて25mg投与も可能とされています。

ダリドレキサントも、いわゆる“眠らせるために脳全体を強く沈める”薬とは違う発想の薬です。最近は、OSAを合併した不眠に対しても、呼吸への影響を慎重に見ながら使い分けが議論されています。ただし、どの薬が合うかは、年齢、肝機能、併用薬、翌朝の眠気、運転の有無、そして無呼吸の有無でかなり変わります。自己判断での切り替えや追加は危険です。

5. セロクエル

セロクエルの一般名はクエチアピンで、本来は抗精神病薬です。日本での適応は統合失調症、双極性障害におけるうつ症状・躁症状の改善などであり、「不眠症治療薬」としての正式な位置づけとは異なります。添付文書上もその点は明確です。

臨床現場では眠気を利用して少量処方される場面があるものの、体重増加、代謝への影響、起立性低血圧、日中の眠気など、睡眠薬とは別の注意点があります。とくに、いびきや無呼吸、肥満傾向がある方では、“眠れるからいい”では済まないケースがあります。眠気を出す薬が根本原因を覆い隠してしまうことがあるからです。

「睡眠の質は大事」は本当にその通り

睡眠には、単なる時間だけでなく、呼吸の安定、覚醒の少なさ、翌朝の回復感が必要です。たとえば、7時間ベッドにいても、無呼吸で何十回も脳が覚醒していれば、身体は十分に休めません。睡眠薬を飲んで“意識が落ちた”としても、呼吸障害が残っていれば、睡眠の質は低いままということがあります。

だからこそ上野いびきクリニックでは、「眠れない」訴えに対して、単純に薬の話だけで終わらせず、いびき・無呼吸・鼻閉・体重・顎顔面形態・生活習慣まで含めて見ます。不眠と睡眠時無呼吸はしばしば併存し、片方だけ見ていると改善が不十分になりやすいからです。

「CPAPしていたら女の子と寝られない」問題をどう考えるか

放置しないで!いびきの原因と、今日からできるセルフケア

動画内で触れられていた「CPAPしていたら女の子と寝られない」というニュアンスは、かなり本音に近い悩みだと思います。これは男性に限らず、多くの患者さんが感じる「治療の現実的ハードル」です。見た目、音、ホース、装着の手間、相手にどう思われるか――こうした心理的抵抗は、実は継続率に直結します。

ただ、医療的にはここで大事なのは、「恥ずかしいから外す」ことの代償がかなり大きいということです。無呼吸を放置すれば、強い眠気、集中力低下、血圧上昇、心血管リスク、仕事のパフォーマンス低下などにつながり得ます。パートナーとの時間を大事にしたいからこそ、まず自分の健康を守る必要があります。

それでもそもそもCPAPが合わない方(マスクのわずらわしさで眠れない等)、美容的にどうしても嫌、検査上無呼吸がなくいびきのみでCPAPの適応でないかたも大勢いらっしゃいます。

そういった方には上野いびきクリニックでは最新のいびきレーザー治療もご用意してあります。

いびき最新レーザー機器

院長監修記事
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上野いびきクリニック

一方で、この悩みを「気にしすぎ」「我慢してください」で終わらせるのも違います。実際には、

  • マスクの種類を変える
  • 鼻閉を治療して小型マスクにする
  • 圧設定を再調整する
  • 旅行時や同伴時の使い方を工夫する
  • そもそもCPAP以外の治療選択肢を検討する

といった対応で、かなり現実的に改善できることがあります。CPAPが合わない・続けにくい人には、病態に応じて他の選択肢(レーザー治療等)を検討する余地があります。

上野いびきクリニックの視点

大事なのは「薬を増やすこと」ではなく、「眠れない理由」を見極めること

不眠を訴える方の中には、
「寝つけないからハルシオン」
「途中で起きるからデエビゴ」
「まだ眠れないから別の薬も」
という形で薬が積み上がっていくケースがあります。

しかし、もし背景に強いいびきや睡眠時無呼吸があるなら、本当に必要なのは「鎮静の追加」ではなく、「呼吸の評価と治療」です。ここを外すと、眠剤は増えたのに日中はつらい、朝もだるい、頭も働かない、という状態になりかねません。

松浦さんの動画は、ある意味でそのことを一般の人にわかりやすく示しています。CPAPで快適になったという体験は、「睡眠薬が効いた」のではなく、「呼吸が整って睡眠の質が上がった」可能性を感じさせます。これは、いびき治療に携わる立場から非常に示唆的です。

こんな方は一度ご相談ください

  • いびきが大きいと言われる
  • 睡眠薬を飲んでも熟睡感がない
  • 朝起きても疲れが取れない
  • 日中の眠気や集中力低下がある
  • CPAPを勧められたが続けられるか不安
  • パートナーとの同室や旅行でCPAPが気になる
  • 不眠だと思っていたが、実はいびきもある

不眠といびきは、別々の問題に見えて、実はつながっていることがよくあります。薬の名前だけを追うのではなく、なぜ眠れないのか、なぜ回復しないのかを一緒に整理することが重要です。

まとめ

松浦勝人さんのYouTubeで語られていた「CPAPを始めたら快適になった」「睡眠の質は大事」という話は、睡眠医療の観点から見ても非常に本質的です。動画で名前が出たハルシオン、マイスリー、デエビゴ、セロクエル、クービビックにはそれぞれ役割がありますが、いびきや睡眠時無呼吸がある人では、薬の選び方以上に“呼吸を診る視点”が欠かせません。

「CPAPをしていると異性と寝にくい」という悩みも、笑い話で片づけず、治療継続の大切な障壁として向き合うべき問題です。恥ずかしさや生活上の不便まで含めて相談できる医療機関で、病態に合った治療を選ぶことが、結果としていちばん快適な眠りにつながります。

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出典・参考文献

  1. YouTube「【松浦勝人】睡眠の質を上げたら逆にキツくなった理由がヤバすぎる【松浦会長 睡眠 不眠症 CPAP いびき max松浦 avex エイベックス 会長 切り抜き】」
  2. PMDA「ハルシオン0.125mg錠/ハルシオン0.25mg錠 添付文書」
  3. PMDA「マイスリー錠5mg/マイスリー錠10mg 添付文書」
  4. PMDA「デエビゴ錠2.5mg/5mg/10mg 添付文書」
  5. PMDA「クービビック錠25mg/50mg 添付文書」
  6. PMDA「セロクエル25mg錠/100mg錠/200mg錠/細粒50% 添付文書」
  7. 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」
  8. 日本循環器学会ほか「2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン」

記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷和之

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之

2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務

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