熱帯夜はいびき・睡眠時無呼吸を悪化させる?エアコン・脱水・飲酒・CPAPの注意点を解説
このところ日本は非常に暑く熱帯夜になる日もかなり増えてきました。
暑くて寝苦しい夜、「いつもよりいびきがひどい」「家族から無呼吸を指摘された」「朝起きても疲れが取れない」と感じる方がいます。
特に、夜になっても気温が下がらない熱帯夜では、睡眠の質が低下しやすく、いびきや睡眠時無呼吸症候群が悪化することがあります。
今回は、熱帯夜といびき悪化の関係、エアコンの使い方、脱水・飲酒・寝姿勢の影響、CPAP使用中の夏場の注意点について解説します。
上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理、自費診療によるいびきレーザー治療など、状態に応じた選択肢をご案内しています。ご自身に合う治療を確認したい方は、まずは初診でご相談ください。
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菅谷 和之
上野いびきクリニック 院長/麻酔科医
2万症例以上の全身麻酔経験を有する院長が、いびき・睡眠時無呼吸の診療を中心に、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。【保険診療】上野いびきクリニック
本記事は院長 菅谷和之の監修のもと、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)などに関する検査・治療について、正しい医療情報をわかりやすく解説しています。
いびきや睡眠時無呼吸の原因は、のどの構造、鼻づまり、肥満、舌根沈下、生活習慣、飲酒、睡眠の質など多岐にわたります。上野いびきクリニックでは、保険診療による検査・CPAP管理と、自由診療によるいびきレーザー治療を組み合わせ、患者様に合った治療をご提案しています。
保険診療で検査・CPAP管理
- 簡易検査・PSG検査:睡眠時無呼吸の重症度を評価
- CPAP治療:中等症〜重症の睡眠時無呼吸への標準治療
自由診療でいびき治療も相談
- いびきレーザー治療:切らないのどのタイトニング治療
- CPAPが合わない方:他の選択肢も含めて相談可能
夏のいびき・睡眠時無呼吸が気になる方へ
熱帯夜でいびきが悪化する、朝起きても疲れが取れない、家族から無呼吸を指摘された方は、睡眠中の呼吸を確認することが大切です。上野いびきクリニックでは保険診療による睡眠検査に対応しています。
※症状や検査結果によって、保険診療・自費診療の適応は異なります。
この記事の目次
この記事のポイント
- 熱帯夜は睡眠が浅くなり、いびきや睡眠時無呼吸が悪化しやすくなります。
- 暑さによる寝苦しさ、脱水、口やのどの乾燥、飲酒量の増加がいびき悪化に関係します。
- エアコンを我慢しすぎると、睡眠の質が低下し、無呼吸のリスクが高まることがあります。
- CPAP使用中の方は、夏場の加湿設定・水切れ・結露・マスクの汗対策が重要です。
- 夏だけいびきが悪化する方も、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。
熱帯夜とは?なぜ睡眠に悪いのか
熱帯夜とは、一般的に夜間の最低気温が25℃以上の日を指します。
本来、眠りにつくときには体の深部体温が少し下がることで、自然な眠気が出やすくなります。
しかし、夜になっても気温や湿度が高い状態が続くと、体の熱がうまく逃げず、寝つきが悪くなります。
さらに、寝つけたとしても睡眠が浅くなり、途中で何度も目が覚めやすくなります。
このような睡眠の質の低下は、いびきや睡眠時無呼吸の悪化と関係します。
なぜ熱帯夜でいびきが悪化するのか
熱帯夜でいびきが悪化する理由は、ひとつではありません。
暑さによる睡眠の乱れ、脱水、のどの乾燥、飲酒、仰向け寝、エアコンの使い方など、複数の要因が重なります。
| 熱帯夜の要因 | いびきへの影響 |
|---|---|
| 寝苦しさ | 睡眠が浅くなり、呼吸が乱れやすくなります。 |
| 脱水 | 口やのどが乾燥し、粘膜の振動が強くなりやすくなります。 |
| 飲酒量の増加 | のどの筋肉がゆるみ、気道が狭くなります。 |
| 仰向け寝 | 舌根が落ち込み、無呼吸が出やすくなります。 |
| エアコンを我慢する | 体温調節がうまくいかず、睡眠の質が低下します。 |
暑さで睡眠が浅くなると、無呼吸に気づきにくくなる
熱帯夜では、寝苦しさによって睡眠が浅くなります。
一見、浅い睡眠なら無呼吸が軽くなりそうに思うかもしれません。
しかし、睡眠が分断されると、体は十分に回復できません。
また、暑さによる疲労が重なると、途中から深く眠り込む時間帯に、のどの筋肉がゆるみ、気道が狭くなることがあります。
その結果、いびきが大きくなったり、無呼吸が目立ちやすくなることがあります。
脱水とのどの乾燥がいびきを悪化させる

夏の夜は、寝ている間にも多くの汗をかきます。
自覚がなくても、朝起きたときには軽い脱水状態になっていることがあります。
脱水になると、口やのどの粘膜が乾燥しやすくなります。
のどの粘膜が乾燥すると、空気が通るときに粘膜が振動しやすくなり、いびき音が強くなることがあります。
さらに、鼻づまりがある方では口呼吸になりやすく、口腔内の乾燥がさらに進みます。
注意:朝起きたときに口がカラカラ、喉が痛い、頭が重い方は、熱帯夜による脱水・口呼吸・いびき悪化が重なっている可能性があります。
夏は飲酒量が増え、いびきが悪化しやすい

暑い日は、ビールやお酒を飲む機会が増えます。
しかし、アルコールは睡眠中ののどの筋肉をゆるめ、気道を狭くしやすくします。
特に、熱帯夜に飲酒してそのまま寝ると、以下のような悪条件が重なります。
- 暑さで睡眠が浅くなる
- アルコールでのどの筋肉がゆるむ
- 脱水でのどが乾燥する
- 仰向け寝で舌根が落ち込みやすくなる
- 中途覚醒が増え、睡眠の質が下がる
そのため、夏場に「飲んだ日のいびきがひどい」と言われる方は注意が必要です。
エアコンは悪者ではありません
「エアコンをつけると体に悪い」「冷房で喉が乾くから使わない方がよい」と考える方もいます。
もちろん、冷やしすぎや風が直接当たる状態はよくありません。
しかし、熱帯夜にエアコンを我慢しすぎると、睡眠の質が大きく低下します。
結果として、いびきや睡眠時無呼吸が悪化し、日中の眠気、集中力低下、熱中症リスクにつながることがあります。
大切なのは、エアコンを使わないことではなく、適切に使うことです。
熱帯夜の快眠・いびき対策
- 室温を適切に保つ:冷やしすぎず、寝苦しくない温度を保ちます。
- 湿度を下げる:湿度が高いと体の熱が逃げにくくなります。
- 寝る前の飲酒を控える:アルコールは気道を狭くし、いびきを悪化させます。
- 水分補給をする:寝る前に少量の水分をとり、脱水を防ぎます。
- 横向きで寝る:舌根沈下を防ぎ、無呼吸を減らしやすくなります。
- 鼻づまりを整える:鼻呼吸ができないと口呼吸になり、いびきが悪化しやすくなります。
CPAP使用中の方が夏に注意すべきこと
CPAPを使用している方は、夏場特有のトラブルにも注意が必要です。
熱帯夜では汗をかきやすく、マスクのズレや不快感が増えることがあります。
また、エアコン使用時には乾燥や結露、加湿器の水切れなどが問題になることもあります。
| 夏のCPAPトラブル | 対策 |
|---|---|
| 汗でマスクがずれる | マスクの締めすぎに注意し、フィットを調整します。 |
| 口や喉が乾く | 加湿設定、口漏れ、鼻づまりを確認します。 |
| 加湿器の水切れ | 就寝前に水量を確認します。 |
| 結露 | 加温チューブや室温・湿度を調整します。 |
| 暑くてCPAPを外してしまう | 寝室環境、マスク種類、加湿設定を見直します。 |
CPAP通院の負担でお悩みの方へ
上野いびきクリニックでは、CPAP治療中の方を対象にオンライン診療を開始しました。毎月・2か月ごとの通院が負担な方は、対象条件をご確認ください。
夏だけいびきが悪化する人も要注意
「普段はいびきをかかないのに、夏だけいびきがひどい」という方もいます。
この場合、熱帯夜による睡眠の質低下、脱水、飲酒、エアコン環境、鼻づまりなどが関係している可能性があります。
しかし、夏に悪化するだけであっても、もともと気道が狭い、睡眠時無呼吸の素因がある方では、熱帯夜をきっかけに症状が表面化している場合があります。
特に、以下の症状がある場合は検査をおすすめします。
- 家族から大きないびきを指摘される
- 寝ている間に呼吸が止まると言われた
- 朝起きても疲れが取れない
- 朝の頭痛がある
- 日中に眠気がある
- 夜間頻尿がある
- 高血圧がある
- 飲酒後にいびきが悪化する
- 夏場に特に眠りが浅くなる
よくある質問
Q. 熱帯夜はいびきを悪化させますか?
悪化することがあります。暑さによる睡眠の質低下、脱水、のどの乾燥、飲酒、仰向け寝などが重なると、いびきや無呼吸が出やすくなります。
Q. エアコンは使わない方がよいですか?
使わない方がよいわけではありません。熱帯夜にエアコンを我慢しすぎると、睡眠の質が低下します。冷やしすぎや風の直撃を避け、適切に使用することが大切です。
Q. 夏にCPAPがつらい場合はどうすればよいですか?
マスクの汗、加湿設定、口漏れ、鼻づまり、寝室温度を確認します。暑くて外してしまう場合は、マスクや設定の見直しが必要です。
Q. 扇風機だけでも大丈夫ですか?
室温が高いままでは、扇風機だけでは十分に体温を下げられない場合があります。室温・湿度を確認し、必要に応じてエアコンを併用してください。
Q. 夏だけいびきが悪化する場合も検査が必要ですか?
大きないびき、無呼吸の指摘、日中の眠気、朝の頭痛、高血圧などがある場合は、季節性であっても睡眠時無呼吸症候群の検査をおすすめします。
まとめ:熱帯夜のいびき悪化は、睡眠時無呼吸のサインかもしれません
熱帯夜は、ただ寝苦しいだけではありません。
暑さによる睡眠の質低下、脱水、口やのどの乾燥、飲酒量の増加、仰向け寝、エアコンを我慢することなどが重なることで、いびきや睡眠時無呼吸が悪化しやすくなります。
特に、夏になるといびきがひどくなる方、家族から呼吸停止を指摘された方、朝起きても疲れが取れない方は、睡眠中の呼吸を一度確認することが大切です。
熱帯夜のいびきは、単なる寝苦しさではなく、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。
熱帯夜のいびき・無呼吸でお悩みの方へ
夏になるといびきが悪化する、朝起きても疲れが取れない、家族から無呼吸を指摘された方は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。上野いびきクリニックでは、保険診療による睡眠検査・CPAP管理、自費診療によるいびきレーザー治療まで対応しています。
※症状や検査結果によって、保険診療・自費診療の適応は異なります。
上野いびきクリニックまでお気軽にご相談ください【当日予約可】
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記事監修者

上野いびきクリニック院長 菅谷 和之
2004年に藤田医科大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院で麻酔科医として勤務を開始。その後、全国の市民病院や自由診療クリニックで臨床経験を重ね、これまでに2万件以上の全身麻酔を担当。2020年には脊椎専門の「東京脊椎クリニック」を設立し、2025年からは上野いびきクリニックの院長として勤務
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